2011年5月アーカイブ

ルドゥーテ「美花選」展 in Bunkamura ザ・ミュージアム

東急渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムにて5/29(日)~7/3(日)まで開催される[花の画家 ルドゥーテ『美花選』展]についての記事、大変お待たせいたしました。
内容をお知らせしよう、しようと思っていたのですが、ガーデニング真っ盛りのこの季節、日ごろの業務もMAXに追われ、ブログ記事もホームページも滞っていました。
楽しみにしてくださっているファンの皆様、大変申し訳ありませんでした。

Bunkamura ザ・ミュージアムB1Fのカフェ ドゥ マゴ パリのテラスにイギリス出身のマーク・チャップマンとガーデニング業界を支える企業のコラボで作庭した「ルドゥーテの世界」が出現しました。
繊細なタッチ、色使いのルドゥーテの作品からインスピレーションを受けて、マーク・チャップマンがデザインし、以下の企業とのコラボで実現したお庭はBunkamuraザ・ミュージアムはじまって以来のお庭の出現となりました。

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ウッドプランター(タカショー)
バークチップ(沼田武商店)
ハーブな絨毯(黒田ハーブ※北海道)
バラ(コマツガーデン)
搬出・搬入その他サポート(ランドスケープハウス)
デザイン・施工(ブリティッシュクリエイティブデザイン)
ポット(鉢)(グリーンポット)
ご協力くださいました企業の皆様、本当にありがとうございました。


あいにく施工日の深夜作業は台風直撃の夜。
吹き抜けとなっているテラスは小ぶりな雨から激しい雨音へ・・・。
施工中のマーク、スタッフの集中力も徐々に低下してきた真夜中に作業終了。
翌日の大雨が心配でしたが、30日の月曜の朝も多少の痛みはあったものの、植物達も元気、ツボミも膨らみ始めアガパンサスやアイリス(菖蒲)も咲き始めました。
生き物を扱うお仕事って、本当に大変だな~と実感しました。

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イングリッシュローズ『ルドゥーテ』

このルドゥーテ展にちなんでデビッド・オースチン・ロージズ社のイングリッシュローズ『ルドゥーテ』を配置しました。

これから、気温が上がり徐々に植物達も開花してきます。
約227年前、ルドゥーテが25歳頃から植物画を描き始め、現在でも素晴らしい品質と技術を残している作品、この「ルドゥーテ美花選」に集まった絵をご覧になった後はテラスに出現した実物の植物達、お庭を見ながら、カフェで一息+オリジナルケーキなどいかがでしょうか?
リラックスして、花のある生活、優雅さをご堪能ください。

チェニーズ・マナー・ハウス(Chenies Manor House)

こちらはHertfordshire(ハートフォードシャー州)にあるChenies Manor House(チェニーズ・マナー・ハウス)です。ロンドン北西部にあり、ロンドンから鉄道でも日帰りで行ける距離。

車でいかれる場合はM25(モーターウェイ)→A404を通り到着。
このガーデンは毎週水曜・木曜の午後2時~5時だけ公開してるマナーハウスで、ハウス内の見学+ガーデンへの入場が付いて£5.50(約1370円)です。ハウス内の見学には英語専門のツアーガイドさんの説明付き。
(※毎年公開日も料金も変更になっている可能性がありますので、都度各自で調べて訪問ください)

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庭に足を一歩踏み入れて驚いた。

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数多くの種類を使ったダリア、コスモス、マーガレット、ペチュニア、ホスターで見事に配色され、ピンクを上手く調和したガーデン。適度に芝生の緑が映え、歴史的価値のあるチューダーー建築のハウスとも調和されている。オールド・ローズやコテージ・プランツを使って、長期間楽しめるような植栽で庭を彩っている。こちらの庭もサンクン・ガーデン(沈床花壇)が有名で、その他にフォーマル・トピアリー・ガーデンやキッチンガーデンも見応えがあります。

後に、ハウスの中からこのガーデンをのぞいた際に感じた。
毎日、家主がリビングルームからこの色鮮やかなガーデンを覘き、どれだけくつろぎと幸せを感じてることだろう・・・。

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こんなイギリス人老夫婦が仲良くガーデンデート?あれっ、各々のスペースをキープしつつ座っている・・・。
何はともあれ、イギリスのガーデンには貴方を幸せにしてくれる空間がきっとあるはずですよ~。

IBC ガーデンNo.5(IBC Visit to Garden No.5)

Garden No. 5 - A city garden of enormous size, 2500 square metres.
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The main lawn planted with squares of early flowering bulbs, Crocus , Muscari & Chionodoxa.


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The pergola walkway leading to the summerhouse has borders of tulips.


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White Leucojum & Narcissus 'Pueblo'are finishing & now in flower are white & pink Tulip 'Flaming Purissima'.
The garden has developed over the last 26 years almost all the plants have been grown from cuttings.

IBC ガーデンNo.5
街中にある2500㎡という桁外れた巨大なサイズの庭です。
早い時期に咲き誇る球根、クロッカス、ムスカリ、そしてチオノドクサがメインとなる芝生エリアに四角形で植栽されていました。
サマーハウスへと続くパーゴラの遊歩道にはチューリップのボーダー(歩道を縁取る花壇)があります。
白いスノーフレークと水仙'プエブロ'が咲き終わり、現在は白とピンクのチューリップ'フレミング ピューリシマ'が咲いています。
こちらの庭は過去26年以上に亘り発展し続けていますが、ほとんどの植物は挿し木から育てられています。

RHSガーデン・ハイドホール(RHS GARDEN HYDE HALL)

今回、マークと巡る英国ガーデンツアーではRHSガーデンのハイドホール(RHS GARDEN HYDE HALL)を7月6日に訪問予定です。
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その中で、ハイドホールでは「マイステリー・ストーン・エキシビション」と題して、ジンバブエ出身の彫刻展が開催されています。この彫刻展は芸術品のコレクターを始め一般から賞賛を浴びて、世界中を周りハイドホールでの開催は昨年に続いて二度目となります。どんな彫刻が展示されて、どんなコレクター達が注目しているのか、今から楽しみです。

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ドライガーデン・エリア

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ウォーターガーデン・エリア

バラの開花

今年2月に依頼を受けて伺ったT様邸。記事はこちら→[バラの剪定と誘引]
バラを剪定・誘引した2月以降ずっと気になっていました。
いくら自信があっても自分の庭でないとなると、その後どうなっているか気になる様子のマーク。


街中でバラが次々と開花していく様子を見て調布市T様邸もソロソロ開花かな~?と言う事で、コンタクトを取らせていただき、伺いました。

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壁にビスを通してバラ・オフェーリアをワイヤーに誘引した壁はこんなにも素直に緑の葉を茂らせ、花を咲かせていました。
少し見ごろを過ぎたとおっしゃっていましたが、ご近所でもひと際目を引く素敵な感じでした。

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こちらは道路際のピエール・ドゥ・ロンサール。
オベリスクに誘引する部分と一段上がった花壇(レイズドベッド)の間に誘引する部分と分けることにしたものですが、ちゃんと花を咲かせてくれました。

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ピエール・ドゥ・ロンサール          アイスバーグ

T様はバラだけでなく小さな宿根草の使い方も素敵。バーベナ、オキザリス、オステオスペルマムetc所々に植栽してガーデニングを楽しんでいる様子。
庭は大きくなくともスペースの有効活用が重要です!!
T様は自宅の雰囲気や自分の好みが良くわかっている為、やさしい色のバラを選択している様子。ガーデニングは好みの庭を育てる事も大事ですが、無理して好み通りにせず、Tさんのように一歩下がってお庭を観察し、植物にも過ごしやすいお庭であること、自然と共存する事も重要な一つです。
きっと、自分流スタイルが見えてくるはず!!
T様もHappy、植物達もHappyな様子にマークもHappyな一日でした。


IBC ガーデンNo.4(IBC Visit to Garden No.4)

A natural garden built on the grounds of a brick factory, at the edge of a dyke.
Fritillaria pallidiflora & Erythronium 'Kondo' & 'Pagoda' light up under the shade of a large tree.
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Lots of pots provide colour near the house.

A mixture of bulbs (10 types of Tulips & 3 types of Narcissus) on the south facing slope of the dyke create a romantic feel in the green grass.
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This idea by Jacqueline van der Kloet works exceptionally well here. The grass is not cut short on the slope & later is full of wildflowers. A romantic natural garden where anyone would be happy to live.
Mark

IBC ガーデンNo.4
レンガ工場の敷地の隅っこの小高い土手道にナチュラルガーデン(自然風ガーデン)がありました。大きな木の下の影でフリチラリア・パリディフローラとエリトロニウム(カタクリの仲間) 'コンド'と'パゴダ'が上を向いて咲いていました。

多くのポット(鉢)に入った(球根類の)色合いが家の近くを彩っていました。南向きの土手道の坂には球根のミックス(10種類のチューリップと3種類の水仙)が緑の芝の中に植えられ、ロマンティックに感じました。
これはJacqueline van der Kloet(ジャクリーン ファン デル クルート)さんのアイデアにより、植えられ、期待通りの成果が現れたようです。坂の上の芝は短くカットせず、後にはワイルドフラワー(野生の草花)でいっぱいになります。ロマンティックなナチュラルガーデンは誰もが共存するのにハッピーでしょう。
マーク

アスコット・マナー・ハウス(Ascot Manor House)

今日はイギリスのお庭ご紹介。

こちらのお屋敷はBedfordshire(ベッドフォードシャー州)のAscot(アスコット)という所にあるアスコット・マナー・ハウスです。
今、現在でも持ち主の方が住んでるこのお屋敷は*1)ナショナル・トラスト管理のマナーハウスです。

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1606年ファームハウスとして建てられた建物がオリジナル(当時)で、何度も改装が繰り返され、現在に至ります。
ハウスの中は数々の骨董品、きらびやかな調度品・家具はさすが裕福な英国の上流階級という感じです。

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広大な土地に幾つかのテーマ別ガーデンを持ち、フォーマルとインフォーマルなお庭を少しミックスしたような感じです。
馬数等、馬用の牧草地帯、樹齢何百年の大樹、自宅の庭に自然の散歩コースがあるなんて、なんとも優雅ですよね~。
ガーデンと吹き抜ける風と緑を見ると、本当に素敵な時間を過ごせます!!
ガーデナーがしっかりとお客様(garden lovers/ガーデンラバーズ)をお迎えすべく、丁寧にお仕事しています。芝生にはしっかりとラインが残っていて、とても綺麗。

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*2)The Sunken Garden(サンクン ガーデン=沈んだガーデン)

夏の英国はガーデン巡りのベストシーズンです。
こちらのガーデンは日本の観光ツアーではあまり見かけませんし、日本人観光客も少なく穴場ではないでしょうか?
訪問の際は[アスコット・マナー・ハウス(Ascot Manor House)]でオープン日時を調べてご訪問くださいね!!


*1)ナショナル・トラスト(National Trust)とは歴史的建築物の保護を目的として英国において設立されたボランティア団体。
*2)sunken=sinkの過去分詞形で、「沈んだ」という意味です。AE(米英語)ではsunkを好んで使っているようですが、BE(英英語)ではsunkenをよく使い、形容詞的に使用しています。

IBC ランチ(IBC Lunch)

As you can see from the photo there is a lot to eat, various breads & fruits as well as yoghurt, there was also soup & many types of cheeses & cold meat.
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フルーツ(イチジク、オレンジ、ブドウetc)、野菜(キュウリ、トマト)、ヨーグルトに種類の多いパン...ボリュームたっぷりですね!

The Dutch people eat a lot of cheese & enjoy bread with each meal.
Of course as it was sunny we had lunch outside!
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海外では太陽の下で食事を摂る方々を多く見かけます。

Mark


写真をご覧いただけるとわかりますが、冷製ミートやいろんな種類のチーズ、スープに至るまで、またヨーグルト同様フルーツや数多い種類のパンなど食べるものが沢山ありました。
オランダ人はチーズ好きで、各食事にパンと共に沢山のチーズを食します。
もちろん、この日はいい天気、私達も外でランチをいただきました!
マーク

IBC ガーデンNo.3(IBC Visit to Garden No.3)

Garden No.3 - A pretty idyllic white cottage, a remodelled farmhouse at the edge of a small village, which is also a B&B & owned by a garden designer.

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The garden was divided by hedges into areas or rooms, colour combinations were different in each area, clipped formal hedges in the main garden & all surrounded by Carpinus trees trained on a framework.
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Now 6 years after planting the garden is entering another stage of development. It seems quite high maintenance & mostly formal. Of course the pretty white cottage makes the garden. Yellow Hyacinthus & apricot yellow tulips 'Fur Elise' near the B&B part of the house give colour & a beautiful scent.
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The main garden near the living room is full of Pink & Purple Hyacinths ('Pink Festival' & 'Woodstock') also Tulips 'Ronaldo' & 'New Design'.
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Mark

Garden No.3‐小さな村の端にある可愛らしい田園風景にあるかのような白いコテージは改築して再利用したファームハウス(農家)で、ガーデンデザイナーによって経営されているB&Bでもあります。
お庭はエリアや部屋によって、生垣で区切られ、各エリアによってカラーコンビネーションは違っており、メインガーデンはフォーマル(整形式) な生垣のように刈り込まれ、フレームワークで誘引仕立てられたセイヨウシデで周囲を囲われていました。こちらの庭は植栽後6年を向かえ、もう一つ別のステージへと進展する段階に進んでいます。ほとんどがフォーマルなので、見た目メンテナンス(手入れ)が結構かかるようです。もちろん、白いコテージも庭造りに役立っています。黄色いヒヤシンス、黄色系アプリコット色のチューリップ'フー エリス'はB&Bの近くに植えられ、建物の一部として色使いを加えて補色しており、とても素敵な香りがしました。リビングルームの近くにあるメインのお庭はピンクと紫のヒヤシンス('ピンク フェスティバル'と'ウッドストック')そして、更にチューリップ('ロナルド'と'ニューデザイン')で埋め尽くされていました。
マーク

スペイン・パレンシア編 (Spain Palencia) No.3

タパス巡り3軒目
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ここのお店ではイベリコ産(スペイン生ハム・チョリソーの最高特産地)のHumon(ハモン=スペイン産生ハム)にオリーブオイルとマッシュルーム&ガーリック&卵とじ+ポテト。
これがも~たまらないおいしさ!!ここでは通のお客さんお勧め赤ワインを頂く。

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こちらは魚介類のフリッター。貝類なんだけど柔らかくてチューイングガムみたい。日本にもあると思うんだけど種類が分からない。1軒目の店ではイカのフリッターでしたが、こちらでは貝類にトライ!!

パレンシアでのタパス巡りも大詰めを向かえ最後のお店へ。

ここも料理が美味しく、ワインと良く合う。一品目はパンの上にチーズ・パイナップル違う種類のチーズ+海老+ポテトチップス
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二品目はロシアンサラダ(多分マヨネーズ・キャベツ・オニオンetc)と赤ワイン
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三品目は豚の内臓+トマトソース料理。
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スペインでは豚肉をよく料理に使う。チョリソー、ハモン、サラミetc。この一品は豚の内臓を柔らかく何時間も煮込んでトマトソース味で頂く寒い日には格別の一品。アツアツでやけどするところだった。
スペインの食とワインは奥深いですよ~!!

第13回国際バラとガーデニングショウ初日(Seibu Dome 2011)

This year I am not taking part in the show but as a nice change I went there as a visitor today. As always there are lots to see & shows are great places to get ideas.
The best garden for me has to be the Totoro-no Mori garden made by Kato zouen, & Tanaka Akira san it is so natural & looks like a piece of the real landscape, plus its fun which is what gardening is about!
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トトロの森(加藤造園と田中哲氏作庭)

In gardens large & small we need to make focal points & create views, also creating reflections in water or mirrors can make interest & make a garden feel much larger.
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窓庭(pieace of mind作庭)

A contest garden by Yamakawa zouen based on a chess board had graduation of colour & mirrors on both sides. Plus he used leaf colour not just flowers, ideas which could be used anywhere in Japan.
Mark
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MIRROR MIRROR(株式会社義乃字 山川造園作庭)


今年、私はショウに参加しておりませんが、今日、訪問者として行ったことは自分にとって良い変化でした。いつも見る内容が沢山ありますが、ショウはアイデアを得るには絶好の場所です。
私にとって今回のベストガーデンは、加藤造園と田中哲氏によって作庭された「トトロの森」のお庭で、とてもナチュラルで本物の景色の一画のように見えました。更にプラスしてガーデニングの楽しさを持っていました。

庭が大きくても小さくても、私達はフォーカルポイントや景色を創ることを必要とし、また水や鏡の反射を利用して面白く、庭を少しでも大きく感じさせることができるのです。

コンテストガーデン部門の山川造園はチェスボードの持つグラデーションの色と両サイドに鏡を配置していました。更に彼は花だけでなく、カラーリーフ(葉の色)を使っていました。恐らく日本中のどこでもこのアイデアは使えるのではないでしょうか?
マーク

第13回国際バラとガーデニングショウ

今年も第13回国際バラとガーデニングショウが西武ドームで5月11日(水)~16日(月)開催されます。
地震の影響もあり、開催も危ぶまれましたが今年は「Roses for Love 愛を、とどけよう」というチャリティを行うようです。

昨年の第12回では「リトリートガーデン~英国流癒しの庭」と題して、現代的コテージガーデンを提案し、ハーブの芝生にキッチンガーデンとボーダーを混ぜ合わせたような植栽、週末を満喫できるサマーハウスを配し癒しの空間を演出しました。

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このお庭憶えている方はいっらしゃいますか?

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珍しい淡いピンク色のジャーマンアイリス

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サマーハウスの中からの風景も楽しんで...

今年の国際バラとガーデニングショウでは、残念ながらマーク・チャップマンは作庭していませんが、どんな素晴らしいお庭、デザイナー達に出会えるのでしょう?
皆さんもご自分なりの評価でお庭や植栽アイデアをご覧頂き、審査員になったつもりで評価・審査してみてください。

野菜の植え付け(planting vegetables)

今年も恒例のナーセリーの余地を使って、マーク・チャップマン流野菜の植え付けが始まりました。
マークは植物が大好きと以前ブログで申し上げましたが、特に野菜を育てるのは大好きな様子。
また、その中でも変わった異色な野菜を育てるのが大好きな様子です。
「なんで?」と聞くと「挑戦だから」と言う答えが返ってきました。

まずは、ビニールマルチを敷き防雑草、防水遣りに備えます。
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その後、自分の好きな野菜の苗を程よい距離に並べます。
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早く植えつけたいため写真を撮られるのを嫌がるマーク...

穴あけ器具で自分なりに調整した距離でビニールマルチに穴を開け、野菜苗を植えていきます。
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先日の京成バラ園さんでの「野菜の講演会」でもお話しましたが、新しい野菜や植物を育てる事に臆病にならないで、挑戦してみる...マーク流の植物との向き合い方のようです。
ということで、今年は*1)ペピーノや好物のズッキーニ等が選ばれました。
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ペピーノは種子の発芽率が悪いことや、品種が固定されていないことから種子による後代は多様化するらしく、挿し木で増殖することが多いようです。生育適温はアンデスの高地のような日中20~25℃、夜間8~15℃で、30℃以上の高温には弱いらしい...ということは、日本の気候、東京近郊の気候を考えると、失敗の確立が高いってこと???

まっ、挑戦ですから今後を見守っていきましょう。
こちらの生育についてはこれからレポートしていきます!!お楽しみに~!


*1)ペピーノ(Solanum muricatum Ait. syn. S. guatamalense Hort.)は、ナス目ナス科ナス属の多年生の植物。果実は多汁で甘く芳香があり、生でスライスして食用とする。原産地は南アメリカで、古代からアンデス山脈一帯の地域で栽培されている。チリやニュージーランドで品種改良がおこなわれた。(wikipediaより抜粋)

スペイン・パレンシア編 (Spain Palencia) No.2 

前回に続いてスペイン編第2弾。前回のお話については[スペイン編(Spain)No.1]へ...。
ここは地元の方々が通うタパス(小皿料理店)。
タパス一軒目!!このお店オススメの料理はジャガイモの上に魚介エキスの入ったマヨネーズとタバスコ+ビール。

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このジャガイモが超おいしい。秘伝のソースは多分、ムール貝のブイヨンとマヨネーズを組み合わせてその他にも何か入ってると思うのだけど残念ながらそれ以上は不明・・・。パレンシアの名物料理と言ってもおかしくないほどの衝撃美味さ!!
ソースは残さずパンにつけていただきます。
(地方によってソースが違うと思いますが、同じような料理がスペイン料理であります)

スペインでは多くのお客さんがタパス(小皿料理)で会話と料理を楽しみながら深夜2、3時まで、飲んで食べてるからビールはなるべく小さく、料理も日本と同じようなサイズ。イギリスやアメリカのように一人分の大皿でパイントグラスやジョッキではないみたい。
スペイン語でこのような小さなグラスビールは「una cana(ウナ カーナ)」=単数形なので、1杯のグラスビールという意味。
例えば、1杯の小グラスビールを注文する場合、「una cana por favore(ウナ カーナ ポルファヴォーレ)」英語で訳すなら「A glass of beer, please」の意味。

こちらは別のお店。
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個人差があると思いますが、お勧めの赤ワイン「Ribera(リベラ)」というワインです。
色は深い赤紫色で透明感があり、味は苦味が後口に残るけど、そんなに強くなく赤葡萄の味を噛締めてる感じ。重くも軽くもなく添えられたアンチョビのパテと会話を楽しみながらゆっくり楽しめるワインです!!

造園・植栽工事 滋賀県近江八幡市S様邸2011年秋春(Planting in Omi-hachiman)

先月末、滋賀県近江八幡市のS様邸のお庭の植栽工事に行ってまいりました。
昨年夏頃から依頼を受け現地調査、デザイン、工事コンサルティングを重ねデザイナー兼ガーデナーのマーク・チャップマンとのスケジュールも合わせていただきながら、待ちに待った植栽工事でした。

弊社事務所のある東京とは現場が離れている事で、色々とお客様にはご不憫をお掛けいたしましたが、S様ご夫妻、ご紹介者のM様の多大なるマークへの信頼とご協力で、第1期植栽工事を無事終える事ができました。
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植栽工事に入る1週間前から天気予報が気になる私たち...。
予定の数日間滞在中の中日に雨が予想されるものの何とか大丈夫だろうと思いましたが、初日から予報は大幅に外れ、大雨、雷、ヒョウが降っていたとか...? しかし、私達が到着した数十分後ピタリと止んで、整地を始める事ができました。
その翌日も晴れて、植栽工事も順調!順調!
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まだ植えたばかりで、植物や生垣は若いものの数ヶ月で見る見るうちに生長が見えてきます。

お庭はすぐに完成形を求めるのではなく長い時間、例えば2年、3年もしくは5年、10年をかけて見守ってあげてください。もちろん、その中で調子の悪くなる植物も出てくるかもしれません。ですが、植物は生き物ですから人間、家族同様に調子が悪いようなら兆候が出るはずです。早めに気づいて対処してあげてください。

S様ご夫妻は広大な土地をお持ちですが、自宅を建築した際に庭を同時にデザインすることがなく、ビニールハウスや樹木、好きな植物を無造作に加えていかれ、収集のつかないお庭になってしまったようでした。
今回のデザイン、造園依頼はお庭のリフォームのようなもの。
昨年から工事も始まり、残したい植物は仮移植、嫌いな植物はお掃除して整地する。
マークの植栽プランの中に植物の特性を確認しながら組み込んでいきました。。(→実はこれって、すごく難しいんです。植物によっては仮植え・移植を嫌うものもあれば、適さない時期もあります。しかも、仮植えできる土地がある事が前提。移植を行う際は1年くらいの年月をかけて慣らしていくのが植物の為でもあります)

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S様ご夫妻、M様どうでしょう?今回の植栽では皆さんのご意見を取り入れ、調和してましたでしょうか?
いつも心配になります。
これから、第2期工事が始まり、植栽前に決めなくてはいけない事がまだまだありますし、水遣りや雑草の問題も出てきます。庭の用途は生活するオーナーによって変わってきますが、自分達の好きなものに囲まれて過ごす生活。
お庭も外にある自宅(部屋)ですから、お手入れも楽しみながら、植物が与えてくれる癒しはかけがえのないものであってほしいと願うばかりです。

IBC ガーデンNo.2(IBC Visit to Garden No.2)

We visited gardens large & small, all having their own personalities. All created & maintained differently, some designed by professionals, others by their owners, some very private gardens, others open to the public, some have taken years of work, love & care, and others are excitingly just beginning.

On Monday 11th the first garden of the day or Garden No. 2 was very unusual in Holland, possibly a garden which could be copied in Japan!
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Shrubs & trees were pruned into maintained shapes & a miss match of wooden & stone steps went up the garden, yes 76m up! Even in a small space on a slope an interesting garden can be created using all the space available.

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The garden was on a hill in Holland!!(Holland is famous for being flat!)
This is a wooded area that continues into the German National Forest. At the top of the garden which has taken the owners 25years to create was a natural spring which flowed into a pond. Deer visit the garden, but this has not stopped the owners growing a selection of bulbs & the Amelanchier (June Berry) was in full flower. Cream & Yellow tulips add colour & accent among the shrubs on the slope, white tulips, muscari & scilla brighten the terrace in pots.
Mark

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私達は小さな庭から大きな庭まで、全てが個性的な庭を訪問しました。各々、全ての庭が創りあげられ、よく手入れされ、いくつかの庭はプロフェッショナル達に、またその他はオーナー(持ち主)達にデザインされ、いくつかの庭は大変プライベート空間を感じられる庭であったり、又は一般に公開されていたり、数年を掛けて手入れされ、愛され、面倒をみてもらい、またある庭は本当に始まったばかりのものまで多岐多彩でした。
4月11日(月)の一番目のお庭(Garden No. 2)はオランダでは大変珍しく、恐らく日本のものをマネしたものだったのではないでしょうか! といのうも潅木類や樹木類はきれいに手入れ(剪定)され、小さなスペース(空間)でも、面白く植物を配置し、上手く土地を利用して庭造りを楽しんでいるようでした。格好の揃っていない木製や石階段を登って庭へと上がりました。そうです76mも上がったんですよ! そのお庭はオランダの中でも珍しく丘の上にありました。(オランダは平坦な土地で有名です!)
この庭はドイツ国立保護森林地区に続く森林地域でした。庭の頂上付近はオーナーが25年の歳月を掛けて築き上げて創った庭で、その付近には天然水が湧き出し、その水は池に導かれるように創られています。鹿たちが庭に訪れます。それでも、オーナーは球根類をそのエリアで育てることを止めず(鹿は球根類を食べ尽くします)、アメランキアー(ジューンベリー)は満開に咲いていました。坂に植えられている潅木類の中に交ざってクリーム色と黄色のチューリップが彩りを加え、ポット(鉢)に植えられた白いチューリップ、ムスカリやシラーはテラスを色鮮やかに飾っていました。
マーク

IBC ネイメーヘンと周辺訪問(IBC Visit to Nijmegen & surroundings)

Last month I visited Holland & Germany, I was invited by the IBC (International Bulb Centre) to represent Japan at the annual bulb press trip.
On the first evening there was an opening party in [Doddendael castle] in Holland (garden no.1).
At the castle the orchard had been planted with a ribbon of Muscari, Scilla & Tulipa turkestanica.

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Around the building a graduation of light pink to purple Tulips & Hyacinths, in pots a combination of Yellow Fritillaria 'Vivaldi' & Hyacinth 'Yellow Queen' gave impact against the white walls.
Mark
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先月、私はオランダ国際球根協会から招待を受け、日本代表として年間行事の一環で報道関係向けの旅行に参加しオランダ&ドイツを訪問してきました。
初日の夕方はオランダのDoddendael城でのオープニングパーティがありました。(garden no.1)
城内の果樹園にはムスカリ、シラーやチューリップ・トルケスタニカがリボンを模るように植栽されていました。
建物の周囲はチューリップとヒヤシンスで薄いピンクから紫へ移る配色で植栽され、ポット(鉢)に植えられたフリティラリア'ヴィバルディ'とハイヤシンス(ヒヤシンス)'イエロー クィーン'の黄色のコンビネーションは白い壁に対して効果的でした。
マーク

京成バラ園での講演会にて

京成バラ園GW特集で、4月30日(土)に「見て・育てて・食べる菜園」の講演会を行いました。当日は天候にも恵まれ、立ち見をいただくほどのお客様にご来聴いただきましてありがとうございました。

「まだ余震の続く千葉では皆さんもマークさんも緊張するでしょうから、ガーデンセンター内の温室に変更しました」との京成バラ園さんのお取り計らいで、当初予定していたローズガーデン内大温室ではなくガーデンセンター内の温室に急遽、会場を移す事になり、迷われたお客様もいらっしゃったかと思います。大変ご迷惑をお掛けいたしました。

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さて、講演会では野菜を植える際の注意事項、どのような野菜を一緒のグループにしてローテーションを組むといいのか、ハーブと野菜、食べられる植物(花物、ハーブ、野菜)だけで作成する寄せ植え、オランダ・ドイツの早春のお庭事情話やマークの成功談や失敗談を交えての経験談に皆さん熱心にノートを取られていらっしゃいました。

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スウィートバジルについて話をするマーク・チャップマン

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イングリッシュラベンダー、ベビーリーフなどが一緒になった寄せ植え

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全て食べられる植物を使っての寄せ植え
野菜を育てる場所がなくとも色々な方法があります。
可愛い寄せ植えもいいけど、食べられる植物だけを使ったものや野菜と花物をミックスした寄せ植えと言うのも一つのアイデアですね!

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マークが手に持っている赤い袋「トマトにとまと」(プロトリーフ社)は培養土の袋をそのまま利用して直接苗を植えることができます。このやり方はイギリスでは当たり前のように数十年前から行われていましたが、ようやく日本に上陸した感じですね!

マークは今年もナーセリーで野菜作りに挑戦することでしょう。
今年はどんな野菜に挑戦するのか???私たちも楽しみです。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり