先日[Pub(パブ)No.1)]でお話したイギリスを代表する料理「Fish & Chips(フィッシュ・アンド・チップス)」は歴史あるファーストフードの一つで手軽な食事です。
「Fish & Chips(フィッシュ・アンド・チップス)」のFishは魚。そして、Chips(チップス)は英国ではフライドポテトのことを指します。ポテトチップスのチップスはCrisps(クリスプス)と呼ばれて、ランチパック(大人も子供も持って行く欧米風お弁当)によく登場します。パブでも小さなサイズでおつまみのような感じで売られています。
気をつけてください!!イギリスでフライドポテトを注文したい時は「チップス下さい」と伝えましょう!!
英国を始め、ヨーロッパ各国のキリスト教の習慣で金曜日には肉料理を避けると言う風習があります。そのため、金曜日には魚料理を食べると言う習慣が拡がったようです。当時、私がホームステイをしていた家では必ずと言っていいほど、金曜はフィッシュ・アンド・チップスの日で、その頃の私は「外食でまでフィッシュ・アンド・チップスはちょっと・・・」という感じで、避けていたのですが日本から来た母親は肉料理が苦手なのこともあり「美味しい、美味しい」と言って喜んでいました。そう、この料理、パブでの食事で何を注文していいか迷った時は日本人の方々にはお勧めです。
フィッシュ・アンド・チップスで使用される魚(タラやカレイ、オヒョウなどの白身魚の切り身)は南部と北部、地域によっても、提供するお店によっても違う場合があります。しかも、その魚を揚げる油も違うため、美味しいフィッシュ・アンド・チップスのお店は各々お気に入りがあるようです。
食べ方も英国人は(モルトビネガー)麦芽を原料とする穀物酢と食塩をかけて食べるのが、伝統的かつ一般的ですが、これもまた好みでケチャップやタルタルソース、カレーソースを付けて食べる場合もあります。
緑色のものはなんと、グリーンピースのマッシュ(潰したもの)←これも好き嫌いがありますね~。
マークはチップスにモルトビネガーをふり掛けて食べるのがお好みのようですが、魚には付けてないようです。好みは人それぞれですから、皆さんもお好きな食べ方を見つけてください。
こちらはTake away(テクアウェー=お持ち帰り)で買ってきたフィッシュ・アンド・チップスですが、超大きくてお皿からはみ出ちゃいます。