2012年4月アーカイブ

チューリップ メリーウィドー (Tulip Merry Widow) 2012年4月

球根には早咲き、中咲き、遅咲きと時期によって咲く種類が多数あります。
もちろん、気温や植えられている(日の当たる)場所によって違う場合もありますが、球根を植える場合はその早咲き、中咲き、遅咲きを覚えて、配置をすると球根も長く楽しめ、その他の宿根草や落葉樹が芽吹く間に季節を感じながら庭やコンテナガーデンを十分楽しむことができます。
チューリップの種類にも同じようにその種類があって、今日ご紹介するのは早咲き種類のメリーウィドーです。

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名前の由来も探ってみると楽しいですよ。
Merry=メリーは英語で、陽気な、とかhappyとか、楽しい等の意味があります。ちょっと、酔っ払って陽気になっている人を見てもmerryな人とか、クリスマスの時期になると「Merry Christmas!」って言いますよね?それと同じmerryです。
Widow=ウィドーは未亡人という意味があります。
そう、未亡人であっても少し陽気な、人生を楽しんでいる方にちなんで付けた名前なのでしょうか???
植物名の由来は正確にはわかりませんが、その花や葉っぱ、形状、色合いを観察していると生産者、作出者の想いが創造できます。このチューリップの色合いはカットフラワーにして一輪挿しで部屋に飾っても可愛いですよ!!

京成バラ園 GWガーデンイベント講演会のお知らせ

あと1週間でゴールデンウィークが始まりますが、皆さんの春のご予定はいかがですか?
GW前半戦は千葉県八千代市にある京成バラ園で講演会開催予定です。
お庭に関しての情報をこの機会に集めて、いつもと違ったガーデニングにトライしてみてはいかがでしょうか?


講師:マーク・チャップマン
日時:4月29日(日) 13:30~15:00
場所:京成バラ園 ガーデンセンター(千葉県八千代市大和田新田755)
内容:「宿根草とシュラブを使ったガーデンデザイン」+寄せ植え実演


詳しくは[こちら]の案内チラシをご覧頂くか弊社又は京成バラ園までお問合せ下さい。
京成バラ園ガーデンセンター:TEL/047-459-3347


講演会は京成バラ園ガーデンセンター内で、予約無料です。
マーク・チャップマンが宿根草やシュラブ(シモツケやアジサイなどの灌木類)を使った庭の設計のお話やデザイン・施行例などを交えてお話します。さらに、寄せ植え作製を実演します。寄せ植えを仕上げる時の英国人らしいセンスやヒント、色の配色や効果をお伝えいたします。ゴールデンウィーク中のお庭のお手入れや今後の庭造り、寄せ植え作りの参考にいかがですか?

レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想 Bunkamuraザ・ミュージアム

2012年3月31日(土)~6月10日(日)まで東急渋谷Bunkamuraミュージアムで「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展が始まりました。
《モナ・リザ》や《最後の晩餐》など世界的な名画を残した巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの"美の系譜"に焦点を当て、ダ・ヴィンチの作品、弟子との共作、弟子やレオナルド派と呼ばれる画家たちによって描かれた約80点もの作品や資料が展示されています。

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それらを通じて、ダ・ヴィンチの創造した「美の理想」の真髄に迫るもので、作品の配置や構成、閲覧順序は特にスタッフ、学芸員の方々の苦労が伺えるものでした。

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この日は内覧会にご招待を受けていましたので、多くのVIPゲストや招待客でオープニング・パーティが開催されていたB1Fのカフェ「ドゥ マゴ パリ」は盛り上がっていました。こちらの展覧会に合わせて、桜の高木や緑、柔らかい色合いで統一された寄せ植えでお客様をお出迎え。

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都会のど真ん中にいることを忘れるかのような癒しを感じる植栽でしたよ。
皆さんも是非、『レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想』展をご鑑賞下さい。
日本初公開となる円熟期の傑作《ほつれ髪の女》や、若き日の習作《衣紋の習作》、プライベート・コレクションのため、あまり目にする機会のないもう一つの《岩窟の聖母》が一堂に公開されています。

彼の作品から彼が過ごしたイタリア・ルネッサンス時期の美、芸術、感性をどうぞ感じてみて下さい。彼の素晴らしいセンスと彼の才能を再認識する良い機会ですよ!!

コンテナガーデン 球根 途中経過 2012年4月 No.1

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こちらは3月31日の球根達

出てきたスイセンは白のダブルでした。

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今年のムスカリは葉だけが長く伸び、花芽が遅かったように思いますが、皆さんのムスカリ、球根達はどんな育ちでしたか?
東京港区の日当たりの良い場所でも葉だけが伸びていましたので、今年の気温や天候が影響を与えていたのは確かでしょう。

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4月5日

こちらはテラコッタ鉢に植えたムスカリとチューリップが芽を付け始めています。
さあ、どんなチューリップが咲くかな~???
それにしても、今年のムスカリの葉っぱは長いな~・・・。

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毎朝、じ~っと花芽だけを見てても飽きない気がするけど早く会社に行かねば・・・。
う~ん、今日の天気はどうかな~?
球根が動き出すような気温と天候だと、また明日の朝、球根を眺めるのが楽しみです。
う~ん、、、、もっと観察していたい!!

桜 (Prunus)

桜の記事をアップしようと思っているうちに、東京の桜は今日の冷たい雨で散ってしましました。
「日本人って、桜好きだよね~」って、留学時代にフラットメイトから言われたことがあります。海外留学するまで、「日本の花(国花)は何?」って聞かれても、「菊」なんてとぼけたことを言っていた私でしたが、桜好きな日本人で良かったと・・・この時期は本当に思いますね~!

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静岡の桜

日本の場合は桜が咲いた!と思っていても気温の変化が激しかったり、雨が降ったり、風が強かったりで、花の開花は長持ちしませんよね・・・?
イギリスでも桜は人気樹木ですが、花咲き期間は日本より長い気がします。

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静岡 楽寿園の桜です


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東京 靖国通りの桜

違う日に撮った東京の桜もようやく満開になっていました。

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少しくらい寒くてもこんなに晴天だと春を感じますね~。この週は日頃、オフィスに閉じこもっている多くの会社員が外で桜を楽しんでいました。少しくらい寒くても、花が咲いていると気分よく、癒されて公園でランチを採ったり、散歩している方が多くいます。特に緑が少ないと感じるオフィス街では桜だけでなく、緑のスペースって大事だな~!と実感します。

イギリス イングランド・オックスフォード (England, Oxford) No.5

オックスフォードの5月は少し肌寒い日もあれば、日中は気持ちの良い日差しが差す時もあります。
晴天が続くこの季節、カレッジ内の庭では学生が本を読んでいたり、ボール遊びをしたり、日光浴を楽しんでいました。
この日もお気に入りの場所に行くと、先約者が読書中。

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【学名:Spiraea spp.】
【英名:Spiraea arguta bridal wreath】        
【日本名:コデマリ】


ここはラドクリフカメラとセントメリー教会が一度に見える場所です。

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はぁ~、日本にもこうやって、緑の近くで、緑の上で人々が集える場所が身近にあるといいですね~。
私が知らないだけで、日本にも徐々に増えてきているかもしれませんね。
でも、この芝生いいな~!!

植栽工事 フォーシーズンメモリアル新座 No.2

こちらの施設のシンボルマークはスゥーっと伸びたイタリアンサイプレス。
1本だけでなく連植することで統一感がでます。建物や現場のバランスを考えて、植栽する幅も考えます。全く同じ場所に植えられていたイタリアンサイプレスでも微妙に高さが違っていて、上手く配置しないとバラバラ、ガタガタになってしまいます。


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イタリアンサイプレス                地被類(グランドカバー)の植物も植えています

こちらで使用するイタリアンサイプレスは高さがあり今回、風の強い地域だったことや真っ直ぐに生長してほしい為、地下支柱+添え支柱での補正を行いました。


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建物の正面玄関は大きめのポットで寄植えを配置     テラスには周辺の植栽と寄植えポット

落葉系、常緑系、小さいポット苗、それなりの大きさのサイズの植物達、高さ、低さをバランス良く配置します。小さなポットの植物を植えることは育ち始めた時に強く育つ可能性が高いのですが、その分、面倒も良く見てあげて、小さな変化にも気づいてあげなければ枯れてしまう可能性も高いのです。

イギリス人は特に植栽後の経化年数、植物の生長を庭の変化と共に楽しみます。
植物を育てることが好きで、自分で管理をすることが楽しい方はガーデニングを通して、生活、心のゆとり、癒しを感じていただきながら自分の追及するお庭を育てていけますが、素敵なお庭を見るのが好きだけど、庭いじりや管理は苦手という方はプロのガーデナー、もしくは管理(メンテナンス)費はしっかり年間の経費として検討しましょう。
何も手入れをせずにきれいなお庭、素敵なお庭にはなりませんし、維持ができませんよ~!!
庭もお家(建築物)と同じでメンテナスは必要ですね。
      

植栽工事 フォーシーズンメモリアル新座 No.1

埼玉県新座市のこちらのプロジェクトでは弊社デザイナーのマーク・チャップマンが総合監修で、建物のスタイル、使用する資材、形、色あい、電気、水道などの配置など建築担当の戸田建設、西武造園、設計士、施主側にアドバイスを重ねてきました。半年以上も前から計画し、打合せを重ねてきたプロジェクトも終盤に近づき植栽工事の季節がやってきました。

工事時期の調整やスケジュールもあり高木や外周の生垣は昨年中から植栽工事を始め、花物やメインとなるテラスのエリアや入口、建物の周り、アベニューは先月末頃に行いました。

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現場監督として植栽の指示を出すマーク              今回使用する植物の一部です

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寄せ植えを作成中のマーク           質の良い苗を選びましょう

大きな鉢に寄せ植えを行うことでメンテナンスの時間や頻度を減らすこともできます。
可能な限り、大きなポットを使えば植物もハッピーですし、水遣りの手間も小さいポットを使うよりは省けます。(この時期、いくら気温が上がらず寒いから・・・と感じていても、水遣りは必須ですよ)

建物の大きさや鉢を置ける場所にもよりますし、個人邸なのか商業施設なのか、管理の担当者が専属でいる施設なのか、植物が好きな人なのか、全く興味ない人なのかによっても面倒を見てくれる頻度や手入れ、選択する植物の種類が違います。

川口メモリアル和楽邸(2012年3月)

3月初めの東京近郊の天気は雨の日や雪が続き、不安定な天気が続きました。
かすかに垣間見る晴天の日は沈丁花(ジンチョウゲ)がとってもいい香りで、早春を感じる束の間の一時です。

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【学名:Daphne spp.】
【英名:Daphne】
【日本名:沈丁花(ジンチョウゲ)】


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クロッカスもraised bed(レイズド ベッド)で春一番を告げていました。
クロッカスの花が終わっても、葉はスーッと伸びていてきれいですよ。斑入りの葉もあったりして、楽しめます。
球根は花が終わってもそのまま、そのまま。光合成をしている最中で、太陽光から浴びた栄養を球根に戻している最中です。そっと、しておいてあげましょう。

マークス ガーデン 2012年3月 川口市(Marks Garden in Kawaguchi)

日の当たる場所には既に春が来ていました。
こちらは3月初めの球根画像ですが、既に去年植えつけたクロッカスがビオラの間に出てきていました。もっと、早くにこの画像を皆さんにお届けしたかったのですが・・・。

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黄色のビオラは元気をお裾分けです       日の当たる場所は水仙が

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この時期の庭は少し寂しく感じますが、常緑、落葉、一年草、球根を上手く使い分け庭に面白味を持たせると飽きない庭造りに近づけますよ。
皆さんも植物の特性や自宅周辺の地理、気候を考えながらデザインしてみましょう!!
もっと、庭造りが楽しくなるかも?

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり