バーリントン コート (Barrington Court)

今回はガーデンデザイナーのマーク・チャップマン率いるオランダ・イギリスへのプライベートガーデンツアーです。ツアー人数は小人数でしたので、団体ツアーにはないわがままに応えることができました。特に夕食時には長旅で疲れた胃や体調に合わせて、軽めの食事にしたり、フルーツだけにしたりと自由に選択できます。

オランダからイギリスへ移動してきた初日は、庭園巡りで一つだけ周った後にちょっと時間が余ったのでホテル方面へ車を走らせながら、その途中の庭に行くことにしました。

ここSomerset(サマーセット)にあるBarrington Court(バーリントン・コート)はNational Trust(ナショナル・トラスト)の施設です。チューダー王朝時代のマナーハウスで、1920年代にSir Arthur Lyle(サー アーサー ライル)氏によって修復されたお屋敷です。

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キッチンガーデン内に飾られているわらで作った動物       優しい植物で覆われた通路

こちらのキッチンガーデンでは多種類の野菜やフルーツが栽培されています。
ここで採れた野菜やフルーツは併設されているレストランで召し上がることもできるようですよ。
昔、昔、冷蔵庫などの保存技術が発達していなかった時代、お屋敷内の庭をいかに活用して長い期間、どんな野菜や果物を栽培するか、ガーデナーの技術やセンスも食を守る重要な知恵と技術でした。

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シルバーリーフと白い花びらが優しい株です            近づくと可愛らしい花びら

観賞用の庭園ではエリア毎にテーマを持って、ガーデナー達により丁寧に手入れされた庭が続きます。女性ガーデンデザイナー(女流園芸家)のGertrude Jekyll氏(ガートルード・ジーキル)の影響を受けた植栽やデザインが活かされています。

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壁際に植えられているのはマグノリア                 こちらはフジを壁に這わしています

よく、イギリスではフジを家の壁に這わしている光景を見かけます。
何とも素敵な葉の緑とフジの花を見るとうっとりしてしまいますが、日本の家屋ではイギリスの家屋のようにレンガ造りではないことや英国に比べて気候の影響もあり、育ちが早く生長過程での勢いも違います。
日本の建築でもフジの勢いに耐えられる建築物ができるといいのですが、なかなか、日本の家屋でフジを這わせている光景を見かけませんね・・・。
日本とイギリスでは同じ植物でも魅せ方や植栽法が違ったりしますが、フジはその典型的な植物の一つでしょうね。

ナショナルトラストの施設はあらゆる面で勉強になります。
特に英国人で、ガーデンデザイナーでもあるマーク・チャップマンから建物や庭について説明を受けると今まで知らなかった知識を得ることができて、大変勉強になります。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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