2012年11月アーカイブ

フォーシーズンメモリアル新座 2012年11月 No.2

フォーシーズンメモリアル新座は今年の4月に植栽したばかりですが、植物達は元気良さそうです。

Niiza_201211_05.jpg     Niiza_201211_06.jpg
テラスのイタリアンサイプレス達も大丈夫そう           アイアンのフェンスに誘引しているバラはホーム&ガーデン

東京近郊ではバラは今でも元気よく咲いています。
本当はバラにも休息を与えてあげる時期ですが、こんなにもきれいに咲いているので、この日のメンテナンスでは切り詰めるのをやめて、もう少し楽しむことに・・・。

こちらの管理棟は英国のゲートハウスをイメージして図面を引く時からマークと設計士でデザインを決めていきました。予算の範囲内で、できるだけ詰めていく方法をとりましたが、ドシ~ンと構えていて重厚感があります。建物の縁や詳細なデザイン、色合い、バランス、形やタイルの素材、色、窓の形や配置など、また細かいところではタイルの張り方もマークのアドバイスと設計士、施主側の合意で進めていきます。
総合監修であるマークはガーデンデザイナー、造園(ランドスケープ)だけではなく全体のバランスや駐車場の配置、グリーンスペースの配分、建物の中からの庭の見え方なども検討して工事責任者との全体会議に参加していました。

時間の経過と共に施設も庭も落ち着いて、訪れる方々に安らぎを感じていただける場所であってほしいな~と思いながら、日頃スタッフは手入れを行っています。

詳しくは[フォーシーズンメモリアル新座]のホームページをご覧ください。

フォーシーズンメモリアル新座 2012年11月 No.1

フォーシーズンメモリアル新座は今年4月に植栽工事を行いましたが、約半年で庭は十分に変化し、私達を楽しませてくれました。
今年の冬前のメンテナンスを行って、ちょっと寂しくなった場所にビオラと球根を植えて、半年先の事を考えてあげましょう。

Niiza_201211_01.jpg     Niiza_201211_02.jpg
球根用の道具で穴をあけて                     その穴にビオラを植えて・・・

球根用の穴あけ道具ですが、ビオラと球根を同時に植え付けるので、大丈夫。
ビオラや一年草、どんな植物でも植えつける時は入っているビニールポットの土の位置と庭植えにする際の土の位置が変わらないように、もしくは少し深く植えつけることがポイントです。しっかり、押さえましょうね!!

Niiza_201211_03.jpg     Niiza_201211_04.jpg
これなんの球根が分かりますか?


左からチューリップ・タルダ、スイセン・テタテート、クロッカス・ピックウィックで、もう一枚の右側の画像はムスカリ・アルメニアカムとスイセンです。
花が咲く時の高さや色合いを考えて、咲いた時のバランスを考えて・・・。
チューリップのタルダは原種の一つで、1997年にはオランダで「バルブ・フラワー・オブ・ザ・イヤー」(その年もっともお薦めの球根花として認定された品種に与えられる賞)を受賞しました。

花はこんな感じ↓

Bulb_Tulipa_tarda'.JPG     Bulb_Narcissus'Tete-a-tete'.JPG
チューリップ・タルダ(インターネットより引用)              スイセン・テタテート

Bulb_Crocus'PickWick'.JPG
クロッカス・ピックウィック

う~ん、来年の春が待ち遠しいな~!!
これからが冬本番ですね!!

海老名フォーシーズンメモリアル 2012年11月 No.2

次は球根とプランター(一段上がった花壇)植栽ですが・・・

Ebina_201211_05.jpg     Ebina_201211_06.jpg
まずは穴を掘って・・・                  チューリップを入れて


この時期は球根を植えるのに適しています。
秋の手入れと同時に来年の春の事を考えて、球根を植えましょう。
穴は深目に掘り、ツンと尖った方を上にして土を被せます。
先日、ダブルデッカー・プランティング法を花の力プロジェクトの「新希望の庭」でご紹介しましたが、[花の力プロジェクト 2012 No.2 (Hana no Chikara Project)]その時はツンと尖った球根の先を気にせず、オランダのジャクリーン方式でバラ撒いて土を被せました。被せた土が柔らかく、ふわふわの時はOKですが、普段バラ撒くような準備した敷地がない時は一つ一つ穴を掘るしかありませんので、ツンと尖った方を上に植えてあげて下さいね!!

Ebina_201211_07.jpg     Ebina_201211_08.jpg
プランターの寄せ植え                   芽キャベツを使っての寄せ植え

マークが日本っぽい植物の芽キャベツを使って、寄せ植えするとこんな感じになりました。
やっぱり、合わせる植物の色合いとか、バランスが違うな~。一列に並べてないし・・・。
習う事多し!!


海老名フォーシーズンメモリアル 2012年11月 No.1

11月中旬、神奈川県海老名市にある「海老名フォーシーズンメモリアル」にて撮影した花たち。

Ebina_201211_01.jpg     Ebina_201211_02.jpg
バラ ポートサンライト                         バラ マチルダ

【学名:Rosa 'Port Sunlight'】
【日本語流通名:バラ ポートサンライト】

【学名:Rosa 'Matilda'】
【日本語流通名:バラ マチルダ】

天気の良かったこの日は寒いながらも日中、日が照ると気持ち良いガーデニング日和。
そんな中、花たちや作業風景を観察しているとバラ マチルダは全ての花びらの色が違っていて、不思議な感じ。

Ebina_201211_03.jpg     Ebina_201211_04.jpg
これもマチルダ                             これもです!!

マチルダの花びらって、咲き始めから中くらい咲き、咲き終わりで色合いも花の雰囲気も違うようです。
咲切っていないバラが好きな方もいらっしゃいますよね?
海老名フォーシーズンメモリアルにはマークお勧めのバラが数種類、元気よく育っています!

アスチルベの育て方と手入れ方法

今回はアスチルベの育て方と手入れ方法のご紹介です。
春に花を咲かせてくれた宿根草アスチルベですが、夏が過ぎて少し気温の下がってきた頃、私達人間も「あ~、やっと過ごしやすくなってきたな~」と感じた頃に植物達も元気を取り戻し、葉っぱが生き生きしてきます。
稀に花を咲かせてくれる時もありますが、秋の花は春に比べ小さく弱々しい感じです。

Astilbe2012_05.JPG     Astilbe2012_06.JPG
2012年5月の川口市にあるマークスガーデン            花はふわふわして優しいホワイト

【学名:Astilbe cv.】
【英語流通名:Astilbe】
【日本語流通名:アスチルベ】

アスチルベはイングリッシュガーデンでは良く使われる植物でもあります。
園芸品種での作出が多く、白やピンクなどが主流のようです。葉は緑で光沢があり、密であるのに、花はふわ~ふわ~としていながらツンッとしていて、花にプライドがあるような感じ。
保湿性のある肥沃な土壌、少し明るめの日陰を好みます。


Astilbe2012_01.JPG     Astilbe2012_02.JPG
株元を束ねて                            アスチルベは株元5~8cmくらいかな?

生き生き緑の葉っぱを束ねて、株元を覗くとナメクジやダンゴ虫、その他の虫達がいます。気温が下がり、少しでも寒さをしのぐ為に虫達も葉っぱの下に隠れたりしていますが、その虫たちの中には宿根草の生存を脅かす害虫たちもいることを忘れてはいけません。

Astilbe2012_03.JPG     Astilbe2012_04.JPG

冬前の庭のお手入れは家のお掃除と同じですから、スッキリさせて害虫たちが越冬しないように葉や枯葉、ごみは取り除きましょう。この作業をやりながら、「わぁ~、ここにもナメクジ」「ここにもダンゴ虫」と思いながら、アスチルベをバッサリ剪定ばさみで手入れしていきます。
この時期、アスチルベはまだ緑葉の地域もあると思いますが、[エキナセアの育て方と手入れ方法]と同じように植物にも休息を与えてあげる時期でもあることを忘れずに!!

スードリー城 (Sudeley Castle) No.2

Sudeley_Castle2012_07.jpg     Sudeley_Castle2012_08.jpg
150年前に植えられたイチイがきれいに手入れされています


The Queens(ザ・クィーンズ)と呼ばれるこちらのフォーマルガーデンは[スードリー城 (Sudeley Castle) No.1]でお話したように4人のイングランド女王にちなんで名付けられた庭で、70種類以上のバラが植えられ、6月のピーク時には香りや色合い、重厚感、素晴らしい光景を魅せてくれます。


Sudeley_Castle2012_09.jpg     Sudeley_Castle2012_10.jpg
建物に近いボーダー                          The Ruins Garden(ザ・ルインズガーデン)


The Ruins Garden(ザ・ルインズガーデン)は荒廃したバンケットホールをバックにわざとクレマチスやバラを自然風に、優美に古びたガラスなしのゴシックウィンドーに這わせ、ドラマティックにロマンティックに演出しています。フロミス(エルサレム・セージ)なども植栽され、一つの空間を創りだしています。


Sudeley_Castle2012_11.jpg     Sudeley_Castle2012_12.jpg
優しい色合いのイングリッシュローズ                The Knot Garden(ザ・ノットガーデン)

こちらのThe Knot Garden(ザ・ノットガーデン)の基本スタイルはエリザベスⅠ時代に大変人気がありました。
スードリー城の中に飾られているエリザベスⅠの肖像画の中で、彼女が着ているドレスのパターンをベースにデザインされ、1995年に植栽されたガーデンでもあります。
当時、1200本のボックスウッドを使用し、フォーマルな幾何学的な模様を取り入れ、その周りの砂利も色合いを考えて、デザインされています。

スードリー城 (Sudeley Castle) No.1

ガーデナーの私達にとって、一年のうちでも忙しい秋、11月になって植栽工事、メンテナンスの業務がMAXになっておりまして、日頃のお仕事記事が追い付いてないのですが、その記事や風景はまた書き込みができる時にちょっとずつ掲載していきますので、その間、イギリス話題でお楽しみ下さい。

今日ご紹介するのはスードリー城。
スードリー城はコッツウォルズの中心Cheltenham(チェルトナム)から北東へ約12kmくらいのところにあるWinchcombe(ウィンチクーム)という地域の近くにあります。

ここは英国の歴史上、度々登場するKing Henry VIII(ヘンリー8世王)と大変ゆかりのあるお城です。ヘンリー8世とゆかりのあると言っても、主な人物は王の妃たちですが、このお話は大変長くなりますので、別の機会にするとして、お庭の方へ話を戻しましょう。


Sudeley_Castle2012_01.jpg     Sudeley_Castle2012_02.jpg
スードリー城の案内リーフレット                    ホットカラーを基調としたボーダーガーデン


案内リーフレットを手に敷地内へと歩いて行く途中、ハーブガーデンウォークやチューダーフィジックガーデンを抜けてシークレットガーデンに入ります。今年のテーマはホットカラー(黄色、オレンジ、赤などの暖色系)を使ったボーダーでした。

Sudeley_Castle2012_03.jpg     Sudeley_Castle2012_04.jpg
スードリー城の中のSt Mary 教会         ホワイトガーデン


こちらの教会は15世紀に建てられたものですが、現在では冒頭にお伝えしたKing Henry VIII(ヘンリー8世王)の6番目(最後)のお妃Katherine Parr(Catherine Parr=キャサリン・パー)が眠っています。 その教会を囲むようにホワイトガーデンのエリアがあり、白を基調とした見事な植栽で、思わず「うわぁ~」と声を上げてしまうほどでした。


Sudeley_Castle2012_05.jpg     Sudeley_Castle2012_06.jpg
アーチに絡まるバラ                           The Queens(ザ・クィーンズ)

こちらはTudor parterre(チューダー パルテール)を基本として造られたフォーマルガーデンのエリアです。The Queens(ザ・クィーンズ)と名づけられたこの場所はこのスードリー城に関わった4人の女王が散策された庭であったことから名づけられました。
4人の女王とは、先程登場したQueen Katherine Parr(キャサリン・パー女王)、 Queen Anne Boleyn(アン・ブリン女王)、Lady Jane Grey(レディ・ジェーン・グレイ)そしてQueen Elizabeth Ⅰ(エリザベス女王1世) です。
女王が散策したお庭を数百年経過した現在、私たちが散策できるなんて・・・。
お庭を一般人に開放してくれている英国庭園に感謝です!!

クリスマス装飾(Christmas Display) 2012

先月、ハロウィーン装飾を行った東京恵比寿のインターナショナルスクール「ハッピーデイズ」で、クリスマス装飾を行いました。
ハロウィーンが終わると同時にクリスマス装飾が始まります。
[過去記事:ハロウィーン装飾(Halloween Display) 2012]


ChristmasDisplay2012_01.JPG     ChristmasDisplay2012_02.JPG


小さな子供たちが取っ手を持ってこの階段を上がるため、ある高さには装飾しない方がいいとか、1シーズン限りでダメになる装飾グッズとか、いつの間にかなくなっているものとか毎年、様々なパプニングがあります。

ChristmasDisplay2012_03.JPG     ChristmasDisplay2012_04.JPG

装飾できる範囲や予算が限られているため、少しずつですが子供たちが先生と一緒になって装飾する場所やグッズを残しつつ、この日の作業を終えました。
今年はLEDライトでちょっとは明るくなったかな~?
もう少し、派手にやりたいところですが、やっぱり予算がありますからね~・・・。

月曜日の朝、子供たちが通ってきた時の喜びの顔や夕暮れ時にクリスマスライトが灯っているとやっぱり、クリスマス時期ってウキウキしますよね~?

神秘的なガーデン

ホテルグリーンプラザ「白馬コルチナイングリッシュガーデン」の畠山さんからこんな神秘的なお写真を頂きました。
テンプルと呼ばれる神殿が雪の中に映えて、ロマンティックな景色を創っています。

Hakuba_201211_22.JPG

東京では暖かい日差しで、翌日に気温が下がると予報されていたその日には白馬ではたっぷりと雪が降りました。
デザインの中には「シーズナル(seasonal)」というキーワードで、庭を各季節楽しめるようにマークがデザインしていますが、冬の間積雪が多い白馬でガーデンは雪の中に埋まってしまいます。そのため、デザイン上で植物で魅せるということが叶いませんでしたが、冬でも十分楽しめる神秘的な景色ではないでしょうか?[施工例デザイン]

Hakuba_201211_21.JPG

まずは、初雪の重さで枝が割けないように西田さんが庭のチェックを行いました。
この雪がずっと残るのか、融けてなくなってしまうのかはまだわかりませんが、こうして雪の多い地域では庭を守っていくことも大切な作業の一つです。
それにしても、何の足跡も付いていない庭の景色・・・。
ここはイギリス?と思わせるような景色にため息がでませんか?
もうすぐクリスマスですね~!!

花の力プロジェクト 2012 No.3 (Hana no Chikara Project)

先発隊で前日入りしていた林さんは腕もパンパン、身体も疲労たっぷりなのに笑顔で、元気でリーダーらしく先頭を切って基礎工事に関わってくれています。
全ての調整を行いながら、基礎工事や全体の工事を把握しているかねとうさん、体力仕事をかってでてくれた奥山さんと工事の進め方をアドバイスしながら再確認していきます。

Hana-no-Chikara-Project_2012_09.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_10.JPG
疲れ果ててる林さんと奥山さん                    基礎工事について打合せ中のメンバー

吉田さんの自宅があった敷地内には現在、滋賀県立大学建築学科の学生さんと担当の先生が建造物を制作中でした。
今後、ここには6畳分の建物ができ、庭や吉田さんのお庭を訪れる方々の集いの場になるようです。

Hana-no-Chikara-Project_2012_11.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_12.JPG
滋賀県立大学の学生さんたち                    別のボランティア団体は岩手県の生協coopから

また、別のボランティア団体の生協からは数十人の方がバスで到着しました。
昨年「3.11ガーデンチャリティ」で種を蒔いて制作されていた「奇跡の丘」の芝をはがして、吉田さんの敷地内の新しい庭に移動するお手伝いです。

Hana-no-Chikara-Project_2012_13.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_14.JPG
建築中の建物と吉田さんの新しいお庭               協力してくれる地元の芳樹園小山さん(マークの隣)と一部メンバー

昨年、ここよりも高台にあった庭で「花っこ畑」の皆さんを楽しませてくれた植物達が吉田さんの敷地内に移植されていました。吉田さんの私的なお庭と「新 希望の庭」は隣り合わせですが、土地は地盤沈下で70cm下がり、その地盤沈下を基のGL(グランドレベル)に戻すため、ガラ交じりの土で盛られ、その上にフカフカの改良基盤材と呼ばれるバークや堆肥が混ざった土が盛られている土地となっています。

ある人にボランティアで庭を造るお話をした時に「被災地は観賞用の庭なんかじゃなくて、野菜とか作った方が助かるんだ」と話された方がいらっしゃいました。あ~、そういう考えの方もいるんだな~と思ってはいましたが、今回この「花の力プロジェクト」に継続して参加させていただき、協力させていただいた事で実感したことがあります。
それは、「観賞用のお庭でもその場を集いの場として地元の方々が集まり、ボランティアの方が集まり、遠方から人が集まり、人の輪が庭を通じて広まった時に庭(ガーデン)は人に癒しを与えてくれ、庭を手入れすることで集中できる空間があり、気持ちが少しでも和らぐならそれはセラピー(療養)である事は間違いない事実なんだ!!」という事です。
ガーデニングや草花、植物を通して日本を元気にできることに嬉しく思います。
ガーデニングの一つにガーデンセラピー(庭園療法)があります。本場ガーデニング大国の英国ではもっと詳しく研究や取組みがされています。
このお話はまたの機会にすることにして、「花の力プロジェクト」にお話しを戻しますが、このボランティア活動は継続して被災地の復興を願うため弊社代表のマーク・チャップマンも参加しています。
この土地で、今後どのようにして樹木や灌木類、宿根草を植えて、育てていかなければいけないのかも検討していかなければいけません。
植物を仕入れるための資金、構造物を制作する資材費、庭造り、花の力で笑顔を取り戻してもらえるために必要な資金が皆さんの支援で成り立っています。
どうぞ、こちらの活動に皆さんの協賛・賛同をお願いいたします。[花の力プロジェクト]

花の力プロジェクト 2012 No.2 (Hana no Chikara Project)

先日ご紹介した花の力プロジェクト「希望の庭」[過去記事1]ですが、先週末、現地の陸前高田市に行って参りました。

昨年、「希望の庭」はこちらの場所よりも少し上の高台の敷地にありました。
2011年3月11日までは動物病院があった場所です。津波で建物は流され、私達が昨年11月に伺った際には「希望の庭」となり球根・ビオラを植栽し、地元の方々、庭を管理して集まって下さる花っこ畑の方々の集いの場所でした。
その場所から吉田正子さんのご自宅があった場所(少し下の海よりの敷地)へと移動し、「新 希望の庭」の着手が始まりました。

先発隊の花の力プロジェクト陸前高田「希望の庭」リーダーの林さんと代表のかねとうさん、金藤(こんどう)さん、有山さん達がマークの図面に従って庭にマーカーをして構造物の工事からスタートしてくれていました。
球根植込み用のベッドから掘り始めます。

Hana-no-Chikara-Project_2012_01.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_02.JPG
球根エリアを先ずは植付け用に掘り始めるマーク         球根チューリップを投げ入れる吉田正子さん          
   
マークと一緒に掘り始めているのは竹中氏と金子氏。
今回はオランダ人のレンさん曰く「ダブルデッカー」プランティングだそうです。
レクチャーなどで鉢に球根を何層かにして植えた際にマークは「ラザニア」プランティングと呼んでいましたが、今日はダブルデッカーですって!!色んな呼び方があって、面白いですね。

Hana-no-Chikara-Project_2012_03.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_04.JPG
一層目のチューリップに土を覆います                二層目の球根を混ぜ合わせる金子さん

一層目に使用した球根は数種類のチューリップのミックスです。
一輪車の上で二層目の球根全てをよ~く、混ぜ合わせます。

Hana-no-Chikara-Project_2012_05.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_06.JPG
ヒヤシンス、ムスカリ、スイセンの球根ミックス           二層目の球根を投げ入れます       

二層目の球根には3種類のヒヤシンスや2種類のスイセン、2種類のムスカリを混ぜています。
各球根を植えたセクションは場所によって、将来的に宿根草や灌木類が来る可能性もあるため、少な目にしていたり種類を変えたり調整されています。


Hana-no-Chikara-Project_2012_07.JPG     Hana-no-Chikara-Project_2012_08.JPG
球根を均等に配置するため最終チェック              最後の層の土を被せます

投げ入れた球根は偏りがないように散らばしますが、ツンと尖っている球根の頭を上に向けるなどは気にしません。
これは、レイヤープランティングと言う方法ですが、オランダのジャクリーンさんの特徴でもある植栽スタイルで球根を豊富に贅沢に使用します。
オランダで有名なキューケンホフ公園でも球根のデザイン→植栽に関わっているジャクリーンさんと連絡を取り合い、球根に関しては彼女のデザインを取り入れました。
数多くの球根をミックスで植えつける時は大変、楽な方法ですね!!

白馬コルチナイングリッシュガーデン(長野県)2012年11月 No.4

ホテルグリーンプラザ白馬のレストランスタッフとイベントをご紹介します。
いつも心地よいサービスと食事の時間を提供してくれるスタッフ達ですが、今日は3人ご紹介予定だったのですが、もうお一方は恥ずかしがって、ブログへの出演を遠慮されていましたので、優秀なバッチだけのご紹介。

Hakuba_201211_17.JPG     Hakuba_201211_18.JPG
受付にて優しい笑顔でお出迎え        恥ずかしがり屋なのでソムリエバッチだけ


外食事をする際に気になること・・・。
味はもちろんの事ですが、レストランで食事をする時に大事にしたいのが、料理を提供してくれる間や運び方、振舞い、立ち位置やサービスをしている際の接客に対する自信度、ホテルマン達の清潔、スマートさ、気遣いさも大事な項目の一つですよね?


Hakuba_201211_19.JPG     Hakuba_201211_20.JPG
いつもスマートな大場さん             レストラン「アルプス」入口

大場さんは今回、レストランサービスの国家資格受験を控えた若手有望なホテルマンです。
こちらのレストランでは笑顔が素敵なスタッフ、サービスがスマートで心地よいスタッフ、ワインの事や食事に合わせたアルコールの銘柄を提供してくれるソムリエ、以前もご紹介した宇宙食が創れるフレンチ&洋食担当シェフ[過去記事1] [過去記事2]など人材が豊富で多岐に富んでいます。

食事の後はイベントのご紹介です。
こちらの「ホテルグリーンプラザ白馬」では様々なイベントが催しされています。メンテナンスで訪れたこの日も夜8時から岡谷太鼓の演奏です。
地元長野県岡谷から和太鼓の「豊島屋神渡太鼓連」がいらしていました。

Hakuba_201211_15.JPG     Hakuba_201211_16.JPG
岡谷太鼓                             宿泊客の皆さんと一緒に

鼓曲を数曲披露して下さった後に宿泊客に太鼓の打ち方を教えてくれる時間がありました。難しそうですが、和太鼓のズド~ン、とお腹の底に響く振動と音が心地よく、参加者たちも楽しそうでしたよ。
宿泊日とイベントのタイミングが合えば、皆さんも楽しい一時が過ごせると思いますよ。
イベントの開催日には是非、参加してみて下さい!!

白馬コルチナイングリッシュガーデン(長野県)2012年11月 No.3

白馬コルチナイングリッシュガーデンの冬支度はエントランスのラベンダーやコニファーにも行いました。

Hakuba_201211_09.JPG     Hakuba_201211_10.JPG
ラベンダーを麻ひもで縛って・・・                    竹で作った雪囲い

ラベンダーは蒸れを嫌います。
今の時期、初冠雪があったとしても、まだまだ本降りではありません。たまにはちょっと日差しが差して暖かい日もあるでしょう。ラベンダーを縛りすぎると、雪が入り込みそこからその気温が上がると蒸れを生じることもあるでしょう。
そのため、少し緩めに縛って雪が枝下に落ちるようにしています。雪を受け入れても枝が割けないようにするため、通気性を良くするための縛りのようです。
白馬のように積雪の多い場所の手入れ方法を良く知っているマークですが、イギリスは比較的雪が降ることが少ない国でもあります。(数年前、異例ともいうべきヨーロッパの大寒波がありましたが・・・)
若い頃から培っていたプランツマンであるマークの知識に以前、長野県の某英国式庭園でのヘッドガーデナーであった経験がプラスされて、更に色々なことを知っているマーク。園芸の事では何でも相談できるトップガーデナー兼デザイナーです。

Hakuba_201211_11.JPG     Hakuba_201211_12.JPG
ガーデンスタッフとマーク             ガーデンスタッフ最年長毛利さん

今年最後のメンテナンスを終えて、白馬コルチナイングリッシュガーデンのガーデンスタッフ左から畠山氏、西田氏、平田氏、マーク、高島氏。そして、毛利氏です。
今年はガーデンの造成工事、植栽工事、プレオープンの準備でフル回転の環境開発プロジェクトチームの皆さん達でした。来年7月のグランドオープンを目指して、準備期間中にチーム強化と計画、植栽準備など更なる忙しさが来年の雪解けから始まります。スタッフの皆さん、今年一年お疲れ様でした。
そして、素晴らしい庭造りにご賛同いただきましてありがとうございました。
来年、更に力を合わせて頑張りましょうね!!


Hakuba_201211_13.JPG     Hakuba_201211_14.JPG
翌日の朝、霜柱が・・・                         ホテル正面玄関のケヤキはいい形で、紅葉もしています

メンテナンスを行った翌日、ガーデンスタッフ一同、マークの予想は見事に的中しました。前日の夜気温が更に冷え込み、翌朝には霜柱が立っていました。庭の中でも午前中は構造物の陰になるところや、山の樹木で日陰になる場所はなかなか融けません。昨日中にガーデンスタッフと共にガーデン内をきれいに手入れし、冬を迎える準備ができていてホッとしています。
ただ、ガーデンのメンテナンスを終わらせたからと言って、安心していられません。
重たい雪質の白馬の地ですから雪降りの始めのうちに枝が割けていないか等、できるだけ目を掛けて、来年の春に植物達や構造物に大きなダメージがないことをただただ、祈るばかりです。

中島千波 退任記念展 人物図鑑

先日ご紹介した中島千波氏ですが、現在、東京藝術大学の教授をされています。
来年の3月を期に退任されるとのことで、退任記念展があるとのこと。今日は皆さまに展覧会のご紹介です。


Nakajima-Chinami_20121115表.jpg     Nakajima-Chinami_20121115裏.jpg

中島千波氏の退任記念展「人物図鑑」は以下の会期で開催されています。
代表的な先生の植物画は鮮やかな色使いと優しい雰囲気で、そこに飾っているだけで豪華になる作品ですが、先生が描く人物画はパワーがあって、人間の柔らかさや強さ、神秘さを感じる作品でもあります。今回の人物図鑑ではどんな人物画作品が出展されているのでしょうか?楽しみです。

芸術の秋、ご興味のある方は是非、この機会に「中島千波 退任記念展 人物図鑑」へ足を運ばれてみて下さい!!


会期:2012年11月15日(木)~ 12月2日(日)
    月曜休館
    午前10時 ‐ 午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場:東京藝術大学大学美術館 展示室3, 4


詳しくは東京藝術大学のホームページ[退任記念展 中島千波 人物図鑑]の案内をご覧ください。

白馬コルチナイングリッシュガーデン(長野県)2012年11月 No.2

白馬では冬支度の前に球根植栽を終えて、短い秋の紅葉を感じ、足早でやってくる冬支度を行いました。[球根過去記事]

Hakuba_201211_05.JPG     Hakuba_201211_06.JPG
10月ボリュームのあったキャットミント(ペイビングのすぐ横)    秋のお手入れでは、バッサリ

【学名:Nepeta 'Six Hills Giant' 】
【英語流通名:catmint 'Six Hills Giant'】
【日本語流通名:キャットミント 'シックス ヒルズ ジャイアント'】

こちらの白馬のお庭では4種類のキャットミントが植えられています。
イギリスで販売されているキャットミントは品種が充実していて、サイズも高さも色合いも豊富です。最近、ようやく日本国内でも数種類の品種が市場に出回ってきたようですね。。。ただ、残念なことに日本では未だ園芸品種が良くわかっておらず「キャットミント」だけで販売されていることも多々あります。

このキャットミントの手入れの方法は今年の春に発売された、園芸誌「花ぐらし」(JAグループ家の光社)で夏場の手入れとしても、マークの記事で紹介されましたね~。[過去記事]
宿根草の手入れって、思いっきりが必要です。でも、思いっきり過ぎは気を付けないといけない時もあります。(う~ん!!言葉でお伝えするのは難しい!!)
でも、思いっきり(強い剪定)やってしまうと「あ~、しまった~!!あの時の手入れ法が間違ってたから、枯れちゃった~」という経験ありませんか・・・?
植物を学名で覚える、植物の特性や手入れ法を覚える、植物のことを分かってあげるというのはこのためでもあります。
宿根草であっても一つ一つ、同じ植物の属であっても手入れ法が違います。
この日もプランツマンであるマークに確認しながら、作業を進めていきます。

Hakuba_201211_07.JPG     Hakuba_201211_08.JPG
バラ セシルブラナー                     バラ ピエール・ドゥ・ロンサールは本当に強くて元気

【学名:Rosa Cecile Brunner】
【日本語流通名;バラ セシルブラナー、(別名:セシルブルンネ、セシルブリュネ、セシルブランナー)】
家系:オールドローズ
樹形:ランブラーブッシュ・半直立系
花房:小輪
花色:ピンク
作出:1881年 Pernet-Ducher氏、フランス
芳香: 中香

こんなに寒いのにバラの花は状態がいい物も・・・?
そうなんです。寒さに強い品種もこういう白馬でのメンテナンス時に良くわかります。  
特にセシルブランナーやピエール・ドゥ・ロンサール、ホーム&ガーデンは花は咲いているし、つぼみが出てまだまだ予感させてくれそうな勢いでした。
過去にご紹介したピエール ドゥ ロンサールは豊富な花芽で、強い品種でもあります。
ご参考に過去記事をどうぞ↓
[バラの剪定と誘引] [バラの開花]

エキナセアの育て方と手入れ方法

秋と言えば、ガーデニングではあらゆる冬前の仕事があって、一年の中で最も忙しい時期です。ここ、白馬では東京に比べて秋の紅葉の始まりは当然のように早く、短いため、初冠雪を迎えるのは11月初め~中旬でしょう。今年も11月初旬にゲレンデの上では初冠雪がありました。[過去記事]
という事で、今日は人気の宿根草エキナセアの育て方と手入れ方法をご紹介します。

Echinacea2012_01.JPG     Echinacea2012_02.JPG
ウォールドガーデン内のエキナセア(白)               サマーメドウガーデン内のエキナセア(ピンク)

【学名:Echinacea】
【英語流通名:Echinacea】
【日本語流通名:エキナセア(別名:バレンギク)】

日当たりの良い、水はけの良い場所を好みます。草丈は品種によって30cm~100cmくらいで、花の色は近年の品種育成で赤、ピンク、オレンジ、黄、白、緑などがあります。
エキナセアはハーブとして昔から北米では活用されており、体全体の免疫力を高め、抵抗力をつけるので、アレルギーの季節が来る前に摂ると効果的のようです。
またエキナセアは免疫をただ強化するだけではなく、過剰に働かないようにする効果もあるそうなので、体のバランスを整えるのにぴったりなハーブです。
特に害虫や病気は付きにくい、育てやすい植物ですが、蒸れやウドンコ病には注意しましょう。

白馬コルチナイングリッシュガーデンでも夏頃、可愛らしい花を楽しませてくれたエキナセア達ですが、秋のお手入れではバッサリと切り詰めます。
それが、こんな感じでバッサリと↓↓↓


Echinacea2012_03.JPG     Echinacea2012_04.JPG
切り詰めやすいように束ねて                     株元10cmくらい上でバッサリ 


お気づきの方もいらっしゃると思いますが、まだ、この時点で花が数本咲いていました。
東京近郊でもまだ咲いているところもあると思います。
ですが、いつ雪が降ってもおかしくない気温に下がってきた今、白馬では冬の準備を進めて、植物達に休息を与えてあげることも必要です。
東京近郊でも、12月前になれば気温も随分と下がってきますので、秋のお手入れ時期ですよ!!
咲いていたお花はお友達にあげたり、家の中で切り花として飾ることもできます。

白馬コルチナイングリッシュガーデン(長野県)2012年11月 No.1

8月26日にプレ・オープンを終え、一般公開していた「白馬コルチナイングリッシュガーデン」も10月30日をもって、今年の開園を終了しました。
11月初旬、メンテナンスを始めよう!!というこの日、ホテル前のゲレンデ上には薄っすらと雪が降った様子・・・。

Hakuba_201211_01.JPG     Hakuba_201211_02.JPG
ゲレンデ頂上には雪が・・・                      ホテル正面の向こう側の山はもっとすごい雪

短い秋の紅葉は終わり、本格的な冬の始まりのようです。


Hakuba_201211_03.JPG     Hakuba_201211_04.JPG
ガーデン横には自生の紅葉や楓が植わっています            秋色っぽいですよね~!

ガーデンを入って左側には自生の樹木や植物が植わっていて、秋になると楓や紅葉の色合いが抜群です。2年前に視察に訪れ、庭の調査をしていた頃からこの場所には紅葉する樹木が入っていたので、マークのデザインの中には「Autumn Garden」秋の庭がデザインされています。

花の力プロジェクト 2012 No.1 (Hana no Chikara Project)

昨年11月に参加した「花の力プロジェクト」で岩手県陸前高田市に「希望の庭(Garden of Hope)」を作庭したのを覚えてらっしゃいますか?[過去記事 No.1 ] [No.2] [No.3]

今年の5月に見事な花を咲かせた球根のチューリップやスイセン達、その場でオランダフェスティバルも開催されました。
当時のレポート記事はこちら→[花の力プロジェクト]

昨年球根を植えた「希望の庭」の移転が決まり、「新 希望の庭(New Garden of Hope)」のデザインをボランティアで参加している一員として弊社デザイナーのマーク・チャップマンが手がけることになりました。


Garden-of-Hope_201211_01.jpg     Garden-of-Hope_201211_02.JPG


最初にフラワードーナツのデザインを手掛けたオランダで活躍するガーデンデザイナーJacqueline van der Kloet(ジャクリーン・ファン・デル・クルート)女史と連絡を取り合い、彼女が去年デザインしたジェリービーンズ型のフラワーベッド(植栽域)を残しながら、日本で活躍するプランツマンであるマークが、東北陸前高田市で、育てていける宿根草、灌木、樹木、更には球根類を活かせられる庭、人々が集える庭、地元の方々が管理しやすい庭を目指してデザインリメイクしました。

これから、土壌整備・造成工事・植栽工事が「花の力プロジェクト」のボランティアメンバーの手で、地元の協力を得ながら始まります。マーク・チャップマンとスタッフも可能な限り、現地での監修、作業に立ち会います。

「花の力プロジェクト」では皆さまからのサポート(支援)をお待ちしております。
皆さまの支援が庭の一部となり、地元の方々の笑顔、癒しを創ります。
今回は陸前高田市での活動となりますが、協力体制が整い、庭を臨んでいる被災地もその他にあります。
どうぞ、弊社ブログをご覧になって下さっている皆さんで、こちらの団体「花の力プロジェクト」にご賛同、ご協力頂けましたら下記宛先までご連絡をお願いいたします。
[協賛・寄付について]
ガーデニングで日本を元気に!!

キルバー コート ガーデン(Kilver Court Garden) No.2

こちらのキルバーコートガーデンは25年以上に亘って、2人のガーデナーで管理されています。偶然、どちらのガーデナーさんもChris(クリス)さんと言う名前です。
一人は1979年からキルバーコートで働いているベテランガーデナーのChris Bath(クリス・ベス)さん、もう一人は1983年から加わったChris Inchley(クリス・インチリー)さんです。

KilverCourt2012_07.jpg     KilverCourt2012_08.jpg                          
レイクと鉄道陸橋を臨む                        ロックガーデンの一画

イギリスの歴史を感じるこちらのviaduct(ビアダクト=高架橋)は今では恐らく使用されていないと思いますが、英国国内スコットランドやウェールズ、イングランド中では今でもこのようなビアダクトが数多く残っており、鉄道や運河ボート、人々が歩けるようになっています。

KilverCourt2012_11.jpg     KilverCourt2012_12.jpg
Vegetable Garden(ベジタブルガーデン)                 結婚式が行われていました

英国では6月、7月は気候がよく皆さんもご存じのガーデンの季節でもあります。
この時期にガーデンやホテルでは結婚式を挙げているカップルがいて、このように一時的に庭はウエディングのお客様用に貸切になります。だから、英語でJune Bride(6月の花嫁)と呼ばれるんですね!!
ガーデン内、パーテレでは親戚友達と立ち話、写真を撮るのもよし、グラスを片手に軽い盛り上がりでウエディング・パーティを開催していました。


KilverCourt2012_09.jpg     KilverCourt2012_10.jpg
高架橋の奥に行くとハーベシャスボーダーが広がります     時間があれば、ゆっくりとベンチに座って・・・

これだけの広大なお庭を状態良く丁寧に管理し、雑草もなく、芝生もきれいなダイアモンドパターンで刈り、見えない数多くのタスクをこなしている2人のガーデナーChrisさん達に是非ともお会いしてみたかったですね!!      

キルバー コート ガーデン(Kilver Court Garden) No.1

実業家Ernest Jardine氏によって19世紀の終わりに創られた庭キルバーコートガーデンはSomerset(サマーセット)州にあるシークレットガーデンでした。
借景にCharlton(チャールトン)高架橋があり、1960年代にはチェルシーフラワーショーでゴールドメダルを獲得したGeorge Whitelegg氏の庭を追加したこちらの庭は2008年から一般に公開されるようになりましたが、日本の方には未だあまり知られていない穴場の庭です。

KilverCourt2012_01.jpg     KilverCourt2012_02.jpg
Kilver Court Gardenの入口看板                   Parterre(パーテレ=フランス語)

可愛らしい庭の案内図を基に庭園内へ入っていくとパーテレがあります。こちらは当初配置されていたローズガーデンを基調としたレイアウトになっています。1996年、現オーナーRoger Saul氏によって、ハーベシャスボーダー(宿根草ボーダー)と現在のパーテレになりました。


KilverCourt2012_03.jpg     KilverCourt2012_04.jpg
ロックガーデン

成熟した岩、のちに追加されたコニファー類が成長し、凹凸感を醸し出しています。その後、水辺のフィーチャーである、滝や水の流れが追加工事で配置されました。岩や、配置されている石はピーターラビットで有名なレイクディストリクトがあるCumbria(カンブリア)地域から運ばれてきたようです。

KilverCourt2012_05.jpg     KilverCourt2012_06.jpg

水辺と岩、コニファー、モミジ、ホスタの色合い、そこにプリムラやが咲き、最高のコンビネーションでハード部分とソフト部分が成り立っています。皆さんにも是非こういった絶妙なコンビネーションを実際に見ていただきたいのですが、写真だけでも癒されますね~!!

イギリスの郵便ポスト (English Post Box)

皆さんはイギリスの郵便ポストについてどのくらいご存知ですか?

English-postbox_06.JPG
今年の「国際バラとガーデニングショウ」の会場にて・・・(西武ドーム)


こちらはグラスファイバー製イギリスの郵便ポストのコピーですが、イベントなどでも使用でき、物入れにも利用できます。実際に鍵が掛けられて、物置には最適なポストで、イベント会場では子供たちに人気がありました。金額的にはちょっとお高目ですが、英国製で特殊な商品です。興味がある方は弊社[SHOP]サイトで取扱いしております。


西武ドームのイベント時やその他の機会にもよく、このポストを見て「あらっ~日本のポストと同じだわ~」、「日本のかと思ったら、英国のなの?日本のマネしてるのね~」とおっしゃる方がいらっしゃいました。
ですが、本当のところは、鎖国後に西洋の文化を取り入れた日本が自動車や郵便のシステムを産業革命で世界に先駆けて発達していた英国から取り入れたことが始まりで、赤色で同じような形をした日本のポストは英国のポストを模倣して採用したのが始まりと言える
でしょう。


さて、皆さんはイギリスのポストから歴史を判断できることをご存知ですか?
こちらはイギリスの各地に設置されて、今でも使用されているポストです。


English-postbox_01.JPG     English-postbox_02.JPG
ビクトリア時代のポスト              こちらもビクトリア時代ですが、微妙に刻印とデザインが違うんです


双方のポスト共、ケンブリッジ大学の敷地内で見つけたビクトリア時代のポスト。年代物の一つです。
各ポストには設置されている場所をじっくり考えると、歴史的にも開発されず、昔のままの建築を残すべき場所だったり、歴史な時を刻み、ず~っとその場所にあるものがあります。寺院や教会、歴史的建造物などの近くには古いタイプのポストが多く残されており、特にロンドン市内は多く残っているエリアと言えるでしょう。

English-postbox_05.JPG
こちらはウィンザー城周辺の双子ちゃんポスト(エリザベスⅡ時代)           


ポストによる歴史(時代)の見分け方は至って簡単!!
ポストの真ん中の刻印です。(以下歴史の新しい順に記載)


■「EⅡR」と書いていればER for Elizabeth *1)Regina「エリザベスⅡ」の略で現在のエリザベスⅡ女王陛下時代に設置されたという意味です。(現在の英国王室女王陛下1952年2月6日即位以降~現在に至るポストにはこのマークが刻印されています)

■ジョージ6世の場合は「GR」で表記され、「ジョージ5世」と見分けが難しい場合があります。その理由については「ジョージ5世」参照。(※ジョージ6世は1936年12月12日即位、2010年映画『英国王のスピーチ』で有名なった国王です)

■エドワード8世の場合は在位日数はわずか325日だったことから、この時代のポストはほとんど存在していないと思われます。

■「GR」と書いていれば、GR for George Rex (George V)「ジョージ5世」の略で1910年 - 1936年の間、または 1936年 - 1952年の間に即位していたジョージ6世時代とされますが、ジョージ5世の場合は5世を表す「Ⅴ」が表記されていないことがあります。

■「ER」と書いていれば、ER for Edward Rex「エドワード7世」の略で即位期間中1901年 - 1910年の間に設置されたという事です。

■「VR」と書いていれば、VR for Victoria Reginaの「ヴィクトリア女王」の略で即位期間中の1837年 - 1901年の間に設置されたという事です。

English-postbox_03.JPG     English-postbox_04.jpg
違ったタイプのポスト                 こちらも年代物のビクトリアンです。


レンガの塀に埋まっている現在の「エリザベスⅡ」時代に設置されたポストとロンドン市内のストリート沿いに設置されていた「ビクトリア」時代に設置されたポストです。
と言うことは、「VR」のポストは100年以上もの長い間、その場所で歴史を見つめてきたことになります。あ~なんてすごいことなんでしょう!!
日本国内にそんな歴史あるポストは存在しませんよね???
ちょっと、長くなりましたがイギリスのポストのお話いかがでしたでしょうか?
英国へ旅行の際、ポストにも目を向けてみて下さいね!!

*1)頭文字の「R」は女王陛下の場合=Reginaで、国王陛下の場合=Rexで用いられ、名前の後に付けて「○○女王陛下」「○○王陛下」のという意味で、使われます。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり