ブレナム宮殿 (Blenheim Palace) No.2

ブレナム宮殿はマールバラ公ジョン・チャーチルが、スペイン継承戦争中のブレンハイム(ブレナム)の戦いで立てた戦功によって当時のアン女王から贈られた大邸宅です。バロック様式で、建築家ジョン・ヴァンブラの設計によるもので、彼の子孫で、第二次世界大戦中の首相であったウィンストン・チャーチルの生家でもあります。

英国庭園史のランドスケープを語る際には、必ず出てくる世界文化遺産で、宮殿内にはフォーマル・ガーデン(Formal Gardens) にはウォーター・テラス(Water Terraces) 、ローズ・ガーデン(Rose Garden)、イタリアン・ガーデン(Italian Garden)、シークレット・ガーデン(Secret Garden)があり、ワイルドガーデンもこの中にあります。

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ワイルドガーデン                            ラベンダー

ワイルドガーデン内には日本でもおなじみのホスタ(ギボウシ)やもみじも数多く植わっていて、過去のプランツハンターによって英国に持ち込まれたであろう世界各国の植物も多く配されています。
敷地は広大で、園内には子供も大人も足代わりに乗って、移動できる列車があります。
その列車に乗って、たどり着いた先はプレジャーガーデン。
そのプレジャーガーデンの中にはバタフライ・ハウス(Butterfly House)、マールバラ・メイズ (Marlborough Maze=生垣迷路)があります。


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ガーデンの道具類                           用途に応じて使用するスコップ、くわ

建物の中は自由に見学ができ、昔のガーデナー達が使用していた道具類が展示されています。はさみの種類だけでも数十種類、芝刈り機もガソリンなどを使わない環境に優しいものだったようです。
当時、重機やステンレス製の道具類はなかった時代ですので、どれだけ昔のガーデナー達が使っていた道具類は重くて大変だったことでしょう?

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ヘッドガーデナーの部屋にあるタネ保管箱

当時、ヘッドガーデナーは屋敷の当主、家族、何百人といる使用人の食物を庭以外の敷地内で栽培し、提供するために計画を立て、種を管理していました。
貴重な種や苗はヘッドガーデナーの権限において管理され、指導され、手入れされていたようです。この頃からヘッドガーデナーの権限は偉大だったんですね!!

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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