2013年4月アーカイブ

花の力プロジェクト 「希望の庭」 第1回目植栽工事

昨年11月にデザインを仕上げて、球根の植栽工事を行い、冬の間少しずつ造成工事をボランティアの方々、花の力プロジェクトメンバーの手で続けてきた東北大震災支援プロジェクト陸前高田市の「希望の庭」。
4月に入り、本格的に植栽工事を行う時期になってきました。
と言うことで、第1回目の植栽工事に行ってきました。

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マークから皆さんへご挨拶                       プロジェクトリーダーの林さん


今回は現地ボランティアセンターから派遣された7名の方も加わって、3チームに分かれて一斉に作業が始まりました。ひたすらスコップ、一輪車の作業をお手伝いいただき、凸凹ガーデンを平らにしていく土木2チーム、樹木・灌木・低木・バラ苗を担当する植付けチーム。
植栽する樹木の中にはウコン桜、直立系桜、玉縄桜、ベニハスモモ、ネグンドカエデ、松など多彩なバリエーション。

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奥山さんもお疲れ様です                       植物が入ったことで少しずつ庭らしくなってきました


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マークが植物を配置していきます                   地元芳樹園の小山さん

プロジェクト代表のかねとうさんや林さん、奥山さんは毎週のようにこちらに通い、庭を造り続けています。植物が植わったから庭造りは終わりではなく、造り上げていく過程、育っていく過程も庭造りの一つだと思います。
土台を考えるメンバー、造るメンバー、それを支えるメンバー、各ボランティア団体のご協力があってのみんなでの「希望の庭」造り。
来月の5月18日にも植栽工事を行います。


下記の団体・企業の協力で「希望の庭」は制作されています。
・公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
・社会福祉法人 中央共同募金会
・花とみどりの復興支援ネットワーク
・有限会社 ブリティッシュクリエイティブデザイン
・デビッド・オースチン・ロージズ 株式会社
・日本植木協会青年部関東ブロック
・岐阜種苗 株式会社
・花っこ畑の会
・花の力 プロジェクト
・陸前高田市民と全国ボランティア有志のみなさん

去年の過去記事はこちら↓
[花の力プロジェクト 2012 No.1 (Hana no Chikara Project)]
[花の力プロジェクト 2012 No.2 (Hana no Chikara Project)]
[花の力プロジェクト 2012 No.3 (Hana no Chikara Project)]

ガーデニング・レクチャーのお知らせ

マークによるガーデニング講座(&寄せ植えの実演レッスン)を開催します!

テーマは「英国人がガーデニングで大切にしていること」
シュラブ(灌木・低木類)や宿根草を、庭の中でどう使うかなど、実際の植物を挙げて説明します。

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また、マークによる「寄せ植え実演」レッスンも行います。
昨年は、パセリを使うアイデアが好評でした♪
過去のワークショップの模様はこちらをどうぞ→[ワークショップ&レクチャー]


この機会に「正しく、美しく、そして、楽しい」庭の創り方、寄せ植えの作り方をご覧ください。

参加費・事前申込み不要。
お気軽に、英国のガーデニング・スピリットに触れにお越し下さい!

開催日時:4月27日(土) 11時~12時
参加料:無料
場所:京成バラ園(千葉県八千代市)[アクセス方法]
詳細:「春のガーデンフェア」[京成バラ園]

ガーデンセラピー:神奈川県鎌倉市

今回、初めてお邪魔したこちらのお宅は神奈川県鎌倉市です。
オーナー自身お庭が大好きで、植物達を可愛がっていらっしゃることが一目でわかります。
鎌倉の夏も大変な暑さで植物達への水やりも人間がバテテしまう。水遣りの際に水が飛び跳ねて、隣接したお宅にご迷惑にならないようにとのことで弊社の灌水パイプを検討し、コンタクトを取って下さいました。

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灌水パイプ                               パイプを設置しているマーク

こちらの灌水パイプは自動車のタイヤをリサイクルして創られたパイプです。
自然に還ることが難しいタイヤの素材ですが、こうやって灌水パイプに生まれ変わることができ、再利用できて大正解です。
ガーデニングは自然も環境も考えた庭造りが一番ですよね!!


こちらのお庭には数多くの植物が植わっていましたが、その中でも約300本のバラが植わっているとか?きっと、こちらのお庭はバラが咲く時期は華やかでしょうね?
そんなことで、バラの苗の管理も兼ねて、ちょっとシンプルだけどスマートな植物ラベルをバラ苗に設置することになりました。

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バラ用の植物ラベル

こちらの植物ラベルはデザイナー マーク・チャップマンのオリジナル商品ですが英国人ガーデナーでもあるマークのこだわりの商品でもあります。
シンプルだけど、庭の中で目立たないように・・・。
取扱いについてはこちら[ガーデングッズ]をご覧ください。

さて、こちらのご自宅に伺った時に大変素晴らしいお話をお聞きしました。

オーナーの奥様は何年か前に体調を崩されて、通われていた病院の主治医に進められたガーデニングを実践したところ庭に出て、太陽に当たり、植物の手入れをしてあげることで植物の生長を一緒になって楽しみ、愛でることがご自身の体調に大きな影響を与えてくれ、ご症状が改善されたとのこと。薬治療ではなく、自然に治癒していったとのこと。
まさに『ガーデニング療法』Gardening Therapyです。

「Garden Lifestyle」庭のある生活を通じて、皆さまが楽しみながら季節や癒しを感じていただけること、年齢やご家庭の環境に応じて、お庭の模様替えしながら、自分に合った居心地のいい空間を創っていただくお手伝いができる事を嬉しく思います。

ガーデンリニューアル:福岡県

先週末、関東から遠く離れた福岡県のお客様の依頼で、既存ガーデンのリニューアルに行って参りました。
昨年12月中に現場検証を行い、既存植物の中のどの植物を残したいか、どんな点が高齢のお客様の負担になっているか、どんな植物が好みなのか、その他のヒアリングと調査を行い植栽工事の計画を練っていました。


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2012年12月末                             冬で雑草も生えてないそっけない庭

こちらのM様は植物、花が大好きで、ガーデンに咲いたお花も楽しまれていますが、カットフラワーとして自宅での生け花やフラワーアレンジメントでも楽しまれています。
今回のご依頼主M様は70代。膝が悪く、お庭の雑草取りや手入れが難しい・・・。のですが、以前のお庭では土肌の露出が多く、雑草駆除も人を雇ってまで行えず、植栽されている植物もメンテナンスの頻度を高く要するモッコウバラや一年草が多く入っていました。

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2013年4月工事前                           ジョウロの乗っている花壇はお客様作製     

プラスティック鉢や植木が枯れてしまって、そのままになっている鉢やゴミを片付け、雑草駆除をして、今回残したい植物を一つの場所に寄せて、その中でもバランスを考えながら移植していきます。

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雑草撤去、植替え直後                          ジョウロが乗っていた花壇は仕切りに

ジョウロが乗っていた花壇はゴミにはせず、マークのアイデアで再利用(リサイクル)。
残したかった植物を寄せたところと新しくデザインして新規の植物を植えるところの境界線としてリサイクル資材となりました。

予算の関係もあり、大幅なリニューアルではなく手入れのしやすいように、ローメンテナンスのお庭へ。でもガーデンは楽しみたいというお客様の予算とご要望に合わせての改造です。
リニューアル工事の場合、既存の植物を残す→移植、撤去する作業に費用を要します。

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植栽後のローメンテナンスガーデン

オープンスペースになっているため、珍しがって勝手に入ってくる人もいます。
そんな光景を見かけたマークが急きょ丸太を用意して、以前モッコウバラ用に使われていたロープを通して、簡易丸太ロープを作製し、対応しました。
オープンスペースの場合、植物の盗難や勝手に敷地内に入ってゴミを捨てられたり、庭への被害も多々あります。フェンスを付けて、自分の私有地であることを明確にすることも被害を抑える対策の一つでもあります。

こちらのお客様は全てマークにお任せで、提案した植物にもすぐにOKサインを出して下さったため、順調に計画と作業が進みました。
先週末の大荒れのお天気の中での植栽工事で、福岡では翌日気温が下がり雪が舞う地域も・・・。翌々日は晴天に恵まれ、移植した植物も新しく植えつけた植物も雨上がりの晴天でキラキラ輝き、イキイキして太陽に向かってスッーと伸び始めていました。
これから、どんどん生長してなじんでいくことと思います。

ルーベンス (Rubens) Bunkamuraザ・ミュージアム

今週末の東京は先週末の大荒れの天気とはうって変わって、少し気温は低いものの春らしい気持ちの良いお天気ですね。
こんな気持ちの良い時は芸術に触れられる美術館、そして鑑賞後に外の風が感じられるおしゃれなレストラン『ドゥ マゴ パリ』でランチなどいかがですか?

3月9日(土)~4月21日(日)渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムでは17世紀バロック時代、ヨーロッパ中に名声をとどろかせたルーベンスやその彼の工房作品、専門画家たちとの共同制作作品など多数の作品を集めた「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」が開催されています。
Peter Paul Rubens(ペーテル・パウル・ルーベンス)(1577-1640)はイタリア各地を訪問し、古代、ルネサンス、当代の美術を学びました。人物画家としてのルーベンスは、静物、動物、風景などを専門とする画家たちとも共同で、数多くの作品を制作し、「毛皮をまとった婦人像」を代表とする日本初公開の作品が多数展示されています。

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2011年「ルドゥーテ」展開催の時にテラスガーデンを作成して以来、Bunkamuraでの展示には要チェックを入れています!!
過去記事はこちら→[ルドゥーテ「美花選」展 in Bunkamura ザ・ミュージアム]
今回、オープニング・セレモニーで「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展に行ってきましたが、ルーベンスの人物、静物、動物、風景作品が一堂に鑑賞でき、優雅な気分に浸ることができました。

是非、春の週末は渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで、リラックスした空間を楽しまれてはいかがでしょうか?

詳しくはこちらのサイトへ→[Bunkamuraザ・ミュージアム]

イギリス 最新のガーデンニュース

「ロンドンに世界一広い"ワイルド・メドゥ・ガーデン"が誕生!」
こんなイギリス発の記事を目にしました。

実は、昨年のロンドンオリンピック会場内には、メドゥ(牧草地)ガーデンがあったのですが、開催終了した今、一帯は「Queen Elizabeth Olympic Park」として生まれ変わろうとしています。

そして、さすがはイギリス!
メドゥ・ガーデンを潰すなんて事はせず、むしろ発展させ、約4000本の木、約12万7千の球根と百万もの植物が植栽された、24時間オープンのワイルド・メドゥ・ガーデンとして、再オープンするそうです。

中心部にも、誰もがくつろげる庭の多いロンドンですが、ワイルド・メドゥが楽しめるのは嬉しいですね♪

*Photo Credit: "The Realty Biz"
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ショッピングセンター、運動施設、住宅等も開発中ですが、「庭」も、きちんと守り・育てる、イギリスのスピリットには、毎回、刺激と、「忘れてはならない基本」を思い出させられます。
ロンドンと言う中心地からさほど離れていないこちらのパークはオリンピックという人間の開発によって失われた自然や環境を再生し、鳥やミツバチなどをはじめとする動物達が、人間と共に共存する過ごしやすい環境を作り直す計画です。


「開発中のパークを見学する」ツアーも行われています。
イギリス渡航予定の方は参加してみてはいかがでしょうか?

コンセプト(?)は「No Ordinary Park(普通じゃない公園)」、イギリスらしいネーミングですね(笑)
公式サイトはこちら→[Queen Elizabeth Olympic Park]
また、イギリスの庭の名所が増えますね!楽しみです♪
こちらの関連記事に関してはこちらをどうぞ→[関連記事]

春の庭の植栽コンサルティング:東京都世田谷区のお宅にて

少し肌寒い3月初めにお客様から1本のお電話をいただきました。
2011年11月に植栽工事を行った世田谷区成城のI様です。過去の記事はこちら↓
[外構・植栽工事 東京都世田谷区 (Making garden in Setagaya) No.1]
[外構・植栽工事 東京都世田谷区 (Making garden in Setagaya) No.2]


「枯れたりしてしまって無くなった植物の代わりになるように、お庭の空いた空間の植物選びをマークさんに相談したいんだけど・・・」とのこと。
ご自分でも植物カタログや雑誌、[マークの著書]を見ながら、どんな植物を空いている空間に植えようかご自身なりにデザインに取り掛かろうとしたものの、色々と考えすぎてわからなくなってしまったとの事。

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色の少ないこの季節、球根は貴重ですね                   ジューンベリーのつぼみ


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お客様の相談に乗っているマーク        


昨年の暑い、暑い夏、旅行や避暑地に行かれて思うような水遣りができず残念がっていたI様。
「当初、マークさんがデザインしてくれた通りに育ててあげられなくて、ごめんなさい。去年の反省点を頭に入れて、マークさんのデザインや植栽を活かしながらも新しい植物を試してみたいけど、色合いや背丈のバランスなど不安がいっぱい」とのこと。
植物を見ているだけでワクワク、手入れをしているだけで楽しく、道行く方から「きれいですね~」など声を掛けてもらえることもガーデニングの楽しみにつながっている様子です。I様から「マークさん、私、マークさんにデザイン、植栽してもらって、沢山の植物が手入れしやすいように植わっていて、ガーデニングが楽しくて、楽しくて。今とっても庭にいることが楽しいのよ~!!」と大変、嬉しいお言葉を頂きました。
I様が「新しい植物に挑戦してみたい」と言う気持ちや「迷った時にはプランツマンのマークに聞こう!」「迷ったらマークに相談しよう」と思って下さる気持ちがマークも私達スタッフも大変嬉しく感じています。
マークがお庭のデザインをお手伝いさせていただいてもその後の気候や手入れの違い、全てが上手くいかないことが多々あります。ですが、お客様が「すっごく、楽しいの~」と言って、植物を新しく追加する為にマークに相談している姿を見ていると、綺麗な庭を造るのも私達の一番の理想ですが、ガーデニング自体を楽しんでいるお客様を見るのも楽しいな~と思いました。
庭が出来上がってそれが終わりではなく、そこからがお客様と一緒になってお庭づくりが始まるんだ!と言う事を実感した一日でした。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり