植え方のコツ 一年草

レクチャー中や一般の方がマークの植栽風景を見て、よく質問されることがあります。
その中の項目の一つが「植え込みをする苗の根を切らないの?」です。
私達はその質問を受ける度に「ガッカリ」してしまうのです。。。
それは、なぜか・・・?
植物の種類や根の回り方、ポットの状況等によって臨機応変に対応していただきたいのに、TVや情報誌によって入ってきた知識によって、マニュアル化されてしまい、全ての植物は植栽する時に根を切るんだと思い込まれている方が多いことです。

そんな光景を目の当たりにしてきて、今日は日頃、マーク、そしてスタッフたちが実践しているプロフェッショナルな植栽方法をお伝えしようと思います。
まずはその季節の植物、一年草を植えこむときの注意点です。


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先ずは植えられるスペースを確保                   ポットから苗を取り出して


①植える位置を決めましょう。先ずは植えようとする場所にスコップで穴を開け、植えられることを確認。(その他の植物の根が張っているとスコップで穴が開けられませんからね・・・)

②ポットから苗を取り出します。取り出しの際は優しくね!


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見て下さいこのきれいな白い根!!                  切り落とすことなく植え替える場所へ植栽します


③苗の根が白くてきれいで、新鮮そうな根が回っていますね!!こんな苗の場合は地植えなり、寄せ植えなり、そのまま何も手を施すことなく植栽します。

④掘った穴に苗を入れて、しっかりと土をかぶせます。土は植物たちにとってお布団と同じですからね!!

⑤もし、その他の植物の根が張って、スコップが入らないとか、小さなスペースしかない、ハンギングバスケットの様に隙間を埋めるように植えこみたい場合はポットのまま上から押しつぶしたりして、形を変えて押し込むやり方をします。あくまでも根鉢を切ったり、崩したりしないように!!

この時点で、根をはさみで切って土を落として・・・という植栽をされている方がいらっしゃるようですが、単純に基本に戻って、植物の事を考えると可哀想なお話です。
普通に考えて植物も生き物ですから、栄養を吸収できる唯一の根を切られてしまっては、ダメージもストレスも大きくなるのは当たり前の話です。
マークはよく自分に例えて「僕が誰かから腕を切り落とされたら当然の様に痛くて、ダメージになるでしょ?植物にとっても同じことで、root ball(ルートボール=根鉢)は栄養や水を吸収する大事な機能の一部分ですから・・・」と言います。

一年草は新しいポットにその年、種を蒔いて、市場に出回っている新鮮な植物ですから根の回り方も新鮮で、白く健康そうです。 そんな健康そうな根を切る必要はどこにもありませんよね?
これが、何年間か同じ鉢に植えられて、育てられていた植物、例えばバラや樹木などで、根がぐるぐるに回り、硬く新鮮な根でない場合は根の活性化の為に切ったりすることがありますが、このお話は別の機会にすることにしましょう。 

一年草の植え方、是非植物も生き物だという事で、労わりながら植栽してあげて下さいね!!


英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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