パン屋「Oven's」の植栽工事 神奈川県逗子市 (Planting at Bakery in Zushi)

少し前の話になりますが、2月の2週連続に起こった積雪の合間に、神奈川県の逗子市にあるパン屋さんにて植栽工事を行ってきました。
商業施設のオープンや竣工日が決まればその日程を動かすことがなかなかできません。そんな時、植栽工事に適していない時期に植栽することも多々ある事で、私達にとっては植物選びや植え方にも注意が必要です。
今回の植栽工事は新築のパン屋さん。
以前、近くで営業していましたが場所を数十メートル変えて、リニューアル・オープンです。

こちらの物件は建築会社が手配していた土木・外構(エクステリア)の会社が下地(客土)までを用意し、植栽工事に関してはオーナーが直接マークにお願いしたいので、「マークスガーデンアート」に植栽工事を引き継ぐと言う形でした。
事前に現場の確認に行った際の写真ですが、以前駐車場だったというこの場所は地盤が硬く、コンクリートを打設する近くの植栽エリアにも砕石が盛られ、建物近くは基礎や砕石、排水管やカバー、電気線が植栽エリアに配置され、この上に土を盛られたら(客土)、見た目にはわかりません。
そんなことで急きょ、マークの頭の中でデザイン変更です。


Area_B_before.JPG     Area_C_before.JPG     
外構工事中の状況

Area_D_before.JPG     Area_C_after_01.JPG
客土を盛る前の状態                          掘ってみると土壌の色が違うのわかりますか?


砕石をできるだけ撤去して地盤をほぐして、その上に客土を盛ってもらえるように施主さんに伝えてその日は現場を後にしました。

その後、植栽工事当日、樹を植えようと穴を掘ると土壌の色が違うのが分かりますか?
これが、地盤の固い土壌の上に黒土を盛っている状態です。
この場所にオリーブを植えるのですが、これではオリーブがいい状態で根を這っていくとは思えません。その為、マークは更に土を掘り土壌をほぐす作業をしなければなりませんでした。

私達も植木に関わる者として、建築に関わる全ての会社、業者、土木・外構(エクステリア)の会社や職人さん達に、その後に引き継いで工事をする造園会社やお客様の植木の事、将来の状況を考えて、少しでもいい土壌を用意してもらえるようにいつも願っています。


Area_B_during.JPG     Area_C_after_02.JPG
植栽工事中                              植栽後の最後の水やり中のマーク


Area_D_after.JPG     Window_box.JPG
植栽後


After_01.JPG     


小さな植栽エリア(緑地帯)であっても、植木にとっての土壌は大事なものです。
根を心地よく伸ばしていけるフカフカの土壌は植物達にとってもストレスを抱かずに、育って行ける場所。
メンテナンスが面倒、お金がかかるからと言ってコンクリート一色や敷地めいいっぱいに建設された建物、分譲住宅を多く良く見かけますが、生活の一部に緑を取り入れるだけで、気分も見た目も生活スタイルもその建築の価値も変わると思いますよ。


過去記事
[外構 (エクステリア/Exterior) No.1]
[外構 (エクステリア/Exterior) No.2]

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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