2015年1月アーカイブ

紅茶(English Tea) No.3

紅茶についてはこれまでもこのブログで私流の意見を述べてきましたが、今回は紅茶種類の歴史や名前の由来について・・・。

日本でも人気の紅茶アールグレイですが、実は「Earl Grey(グレイ伯爵)」の名前を付けた紅茶だってご存じでしたか?

イギリスが東インド会社を設立しアジアへ進出した頃、ある英国人外交官が中国の皇族(高級官僚)の命を救ったことで、感謝の証しとしてこの紅茶が第26代英国首相第2代グレイ伯爵(在任期間1830年~1834年)に献上され、広まったとされています。
アールグレイの名前の由来には諸説あるようですが、スリランカのDilmah社のパッケージ(画像下)には上記のように書かれています。


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スリランカ産の紅茶アールグレイ

「アールグレイ」はブラックティにベルガモットを組み合わせた配合で、爽やかな香りですが、メーカーや茶葉によってはアイスティー用に配合されたものやホットティー用に配合されたもので香りや茶葉の濃さが違いますので、皆さんもお好みのメーカーを探されてみてはいかがでしょうか?

そして、そのアールグレイがあるように「Lady Grey(レディグレイ)」という紅茶もあります。


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レディーグレイ

そして、こちら「レディグレイ」はアールグレイをベースに、オレンジとレモンのピール(果皮)、矢車菊の花びらを加えて作り出された比較的新しい(1996年 英国発売)ブレンドの紅茶です。そのため、レディグレイは誰にささげたとか、誰が好きだったから・・・という理由でついた名前ではなく、商品名的に付けられたのではないでしょうか?
ちなみにこちらはイギリス国内のスーパーマーケットにある「紅茶売り場」。
イギリス人各々、各家庭によって好みの茶葉やメーカー、各々の入れ方があるようで、イギリス人の紅茶へのこだわりが窺えます。

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これ全部紅茶ですよ!!この中には、紅茶から発展してフルーツフレーバー茶もありました

それにしても、バラや植物にも名前の由来があり、その名前を探っていくと歴史がわかって更に愛着が湧くものですが、紅茶にもそんな名前の由来があった・・・なんて。
アールグレイやレディグレイを飲みながら、英国の歴史を辿ってみるのも楽しいですね!!

過去記事はこちら
[紅茶(English Tea) No.2]
[紅茶(English Tea)]

マークのDIY (Mark's DIY)

皆さん、DIYってご存知ですか?
Do It Yourselfの略なんですが、意味は日曜大工。
英国人の中でもDIYをやる方、やらない方いますが、弊社ガーデンデザイナーのマークは小さな頃から大好きなおじいちゃんのガーデニングやお父さんのDIYを見て育ってきました。
多くの英国人は歴史を積み重ねた趣のある古いレンガ造りの家に住み、滅多なことでは建物を取り壊したりしないので、丁寧にその時の時代を追って、自分達の住み心地のいいように室内もお庭も変更を重ねていきます。
なので、とっても古くて味のある建物なのに中に入ってみるとモダンで、今の生活にマッチした造りをしている家って多いんですよ!
古きものを残し、新しい生活も取り入れていく・・・そんな英国人の性格がマークにもありました。

先日から始まったマークのDIY。
少しだけご紹介します!

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壁を塗り始めたマーク


「日本だと賃貸物件が多く、なかなか壁の色を変更できない」って事多いと思いますが、以前私が住んでいた英国のフラット(賃貸物件)では英国人のフラットメイトがペンキを塗りはじめ、室内の雰囲気を一新したことがあります。
英国の賃貸物件では綺麗になることについてはオーナーも肝要ですね!


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明るすぎた蛍光灯の照明は可愛らしいランプに変更して、電球のボルトも40Wに変更。
落ち着いた明るさに変更してみました。
どうですか?

まだまだ、マークのDIYは続きそうです。

アップル クランブル (Apple Crumble)

昨日仕事で長野県にある[おぶせミュージアム・中島千波館]に行ってきた時にこの地で栽培が盛んな「ブラムリーアップル」を思い出しました。
今日はそのブラムリーアップルを使った英国の人気デザートをご紹介します。

英国で食事を楽しんだ後には最後の締めくくりとして、必ずと言っていいほど「pudding(デザート)はいかが?」と聞かれます。それは各家庭でもレストランでも同じ・・・。
定番のデザートの一つがアップルクランブルで、ソースをかけて食べるのですが、その人の好き嫌いによって、その時の気分によって、カスタード、生クリーム、アイスクリームなど何がお好みかを聞かれるでしょう。
このデザートにはとても酸っぱいリンゴが使われます。

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ブラムリー・アップルは料理用アップルですよ~                  ブラムリー・アップルとラズベリーで下地を作って・・・

このリンゴは英国内で数多く見かけるリンゴの種類の一つで、「Brambly Apple(ブラムリーアップル)」と呼ばれる調理用のリンゴです。
日本のように生産者が丹念にリンゴ栽培に専念しているというリンゴ畑の光景を観る機会はあまりなく、各家庭のガーデンにリンゴの木が1,2本あるなんて、よくある話です。
そのため、このデザートは家庭に植わっているクッキングアップルであるブラムリーを活用する案として誕生したデザートの一つであると言っても過言ではないでしょう。
以前、こちらのブログでご紹介したチェルトナムのB&B[steynecross(ステインクロス)]ではブラムリーアップルではないにしろ、リンゴの木が8本もガーデンにあり、アップルジャムやアップルクランブル、アップルソースなど一年を通してとっても美味しいリンゴが食卓に並びます。

過去記事
[イギリス イングランド・チェルトナム B&B編(England, Cheltenham) No.1]
[イギリス イングランド・チェルトナム B&B編(England, Cheltenham) No.3]


【材料】約4人分(添付画像は6~7人分)
<下地用>
ブラムリーアップル:(大き目サイズ):2~3個
水:少量
ラズベリー:お好みで・・・

<クランブル>
マーガリンもしくはバター:50g(2oz)
Self-Raising Flour:100g(4oz)→日本には普通売ってないものなので、薄力粉:100g+ベイキングパウダー:小さじ1で代用できるでしょう。
砂糖(グラニュー糖がbetter):50g(2oz)


【作り方】
①鍋に少量の水をいれて、適当な大きさに切ったブラムリーアップルを入れて一煮立ちさせます。
②直ぐに柔らかくなるので、耐熱皿に移して少し荒熱を冷まし、お好みでラズベリーなどを乗せておきます。
③オーブンを190℃で温めておきます。
④次に<クランブル>作りですが、薄力粉、ベイキングパウダー、マーガリンを混ぜて、画像のようにボロボロになるまで混ぜ合わせます。
⑤ボロボロになって、固まりをほぐしたら砂糖を入れて、下地の上にできあがったクランブルを乗せてオーブンへ
⑥中のアップルに火が通っていること、またはクランブルの上部が黄金色になってきたら出来上がり
⑦お好みで各ソースやアイスクリームをかけて召し上がれ!!

※アップルの代わりにラズベリーなど他のフルーツを代用しても作れますよ!!


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クランブルを作ってます                              デイリーフリーのマーガリン

アレルギーの多い子供がいるとか少しカロリーを気にするとかの場合はこのデイリーフリーのマーガリンがお勧めです。

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クランブルがこんな感じになったら・・・                     砂糖を投入して・・・

材料はスプーンなどで混ぜるより素手で混ぜ合わせる方がきれいなクランブルに仕上がりますよ。


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下地の上にできあがったクランブルを乗せてオーブンへ           温かいカスタードクリームを掛けて召し上がれ


ここ最近、英国を代表するブラムリーアップルの活用も盛んになってきて、デザートやクッキングでよく使われているようです。
皆さんも機会があれば食べる事にも作ることにもトライしてみて下さいね!

スノードロップ (Snowdrop) No.3

今日の東京は晴れてはいますが、風が強く冷たいです。
部屋の中では陽のあたる場所はポカポカして気持ち良いですが、外ではピューピューと風の通り過ぎる音がしています!!
そんな真冬の東京は曇り空の多い湿り気のあるイギリスとは違い、冬は晴天で乾燥して風が冷たい・・・そんな印象です。

さて、「マークスガーデンアート」ショップでは花芽付き球根を取扱ってますが、私の大好きな球根「スノードロップ」の花芽がぷっくりと上がってきました。
以前もブログでスノーフレークとスノードロップの違いを記載しましたが、ショップでお客様とお話していてもご存じない方が多いようです。
ちょうど、2種類の花芽付き球根のポットを販売していたので、撮影しました。

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スノードロップ                                スノーフレーク

この2種類は芽の出方や葉、もちろん花も違うんですよ。
この2種類の球根に関しては水はけの良い、湿り気の多い土壌を好むので、こんな風の強く乾燥している日は気をつけてあげないと!!
うっかり、冬だからと思って水遣りを控えていると土が乾燥していることに気付かないで、弱ってしまいます。

「スノードロップを植えたけど上手く花が咲かなかったの」とか「増えるって聞いてたのに、うちのは増えないわ・・・」と言う方がいらっしゃったら、球根を植えている場所(土壌)を確認してください。
樹木の下などで、日陰、水はけがよく、いつも湿っているような土壌を好むこの2種類は人目に触れずひっそりと暮らしたい・・・そんな植物です。日当たりの良い乾燥している場所では育ちにくいので、植物の個性、特徴に合わせて場所を選んで植えてあげて下さいね!!


過去記事
[魅力的な植物達 球根ガランサス/スノードロップ (Galanthus / Snowdrop)]
[球根 スノードロップ (Bulb Snowdrop)]
[スノードロップス (Snowdrops) No.2]
[スノードロップス (Snowdrops)]

植栽工事 第1期工事 茨城県 (Planting in Ibaraki)

クリスマスや年末年始と話題が多かったため、10月に行った植栽工事の話題をお伝えできていませんでしたので、ご報告しますね。

今回の現場は茨城県の個人邸。
大変広いお宅なので、フェンスや樹木など時間を要する工事は7年前から徐々に取り掛かっていました。樹木はマークやお客様が希望する高さや大きさに生長し、落ち着いてきました。
今回はようやく樹木が落ち着いてきたので、庭の一部分の植栽工事に取り掛かることになりました。


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マークが植物を配置していきます                   マークを追いかけて皆で植栽していきます


お客様が英国南西部にあるコッツウォルズ地方のハニーストーン(蜂蜜色の石材)を庭の中に使うことを希望され、一段上がったレイズドベッドを傾斜のあるエリアの土留め的役割を兼ねて設置することに・・・。
それに伴い、植栽デザインも少し変更がありましたが、広い広いお庭の第1期植栽工事は奥様も一緒に手伝ってくださることになりました。
通常はお客様にお手伝い頂くことは少ないのですが、奥様のご希望もあり、この植栽工事をきっかけに自分で、できるガーデニングを勉強したいとのことで、私達も奥様のレベルを確認しながらお願いすることに・・・。
植え方のアドバイスや植物の名前なども一緒に作業して下さることで、覚えて下さいます。
この日は庭の1/3ほどの植栽でしたが、タップリ植え込んでいく植物が用意されています。
マークが今後の育ちや広がり具合を計算して、各々のポットを配置していきます。


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元肥で根の生長を促します                       最後に灌水パイプを設置


植栽の時に穴を掘りますが、根が張りやすく生長していくためにも大きめにその周りの土を耕し、掘っていき、いつものバイオゴールド「元肥」を撒き、土壌に混ぜ込んでいきます。

この日の天気は午前中快晴だったのが、徐々に怪しい雲が広がり始め、植栽工事終わり頃には小雨からしっかりとした雨が降ってきました。 
植栽したての時には優しいシャワータイプの小雨が助かります。
また、こちらのお宅では夏の頻繁な水遣りや外出時のことを考えて、灌水パイプを設置します。
もちろん、灌水パイプを設置したからといって完璧な水遣りではありませんが、水遣りの助けになることは間違いないでしょう。
必ず、ご自分の目でも土壌が乾ききっていないか、タイマーを季節ごとに変更すること、タイマーの電池が切れていたり、蛇口に問題なく、水が浸透しているかを定期的に確認することなど注意が必要です。
こちらのパイプは英国製で、マークおススメのガーデン資材の一つです。
弊社では代理店として各パイプの大きさなど取り扱っています。
ご興味がある方は弊社ショップでも販売しておりますし、お電話でもお問い合わせ頂けます。

【英国製灌水パイプ問合せ】
マークスガーデンアート ショップ
〒182-0026 東京都調布市小島町3-43-8 1F
TEL:042-444-1515
FAX:042-444-1542

【施工例一部】
個人邸 : [ガーデンセラピー:神奈川県鎌倉市]

2015年ショップ営業開始

2015年もスタートしましたね!!
先日フェイスブックではご紹介しましたが、弊社調布市にあるショップも営業を開始しました。
花苗は春を先取りで、花芽付き球根のスイセン、スノードロップ、スノーフレークが並び、寄せ植えでも使用しているイベリスが人目を惹いています。
ショップ内でも新商品が入荷しました。

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可愛らしい花びらの形をしたろうそく消し               かえるの置物2匹セット


オープン後に直ぐに売り切れになっていた「可愛らしい花びらの形をしたろうそく消し」は種類も増えて、ちょっと飾っておくだけでも素敵です。人気の「かえるの置物2匹セット」も再入荷しました。


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フェルコの剪定鋏とホルダー                      英国製のウール製品

マークが愛用しているフェルコの剪定鋏も入荷しました。
ガーデナーが使用する道具類にはそれぞれ好みがあり、数多くあるガーデンツールの中でも各々お気に入りが出てきます。おしゃれに徹するなら「これっ!」、プロ意識で仕事するなら「これっ!」、と言う風に同じような商品でも違うメーカーによって特徴やサイズ、重さが違います。
フェルコの鋏は英国ガーデナー達の中では人気があるメーカーですが、日本製の刃物もここ最近英国でも人気があり、特に庭木用の刃物では「外山刃物」さんがお薦めです。
ショップでは「外山刃物」さんの剪定鋏や盆栽鋏商品もご用意しています。

また、当ショップではガーデンに関するものだけではなく英国にちなんだ商品も販売しております。以前、ご紹介したティーポットやカップ、紅茶以外にも英国製ウールのマフラーや帽子、ひざ掛けなどこの時期ならではの商品も・・・。
是非、ガーデン好きな方や英国好きなお友達へのプレゼントにいかがでしょうか?
弊社ショップのアクセスをリニューアルしました。
こちらも是非ご利用の上、私達「マークスガーデンアート」のショップへお越し下さい。

New Year's Greetings 2015

マークス ガーデン アートより新年のご挨拶を申し上げます。
2015年は皆さまにとってどんなガーデニングイヤーになるでしょう?
緑やお花で皆さまの癒しや生活、心が豊かになりますように・・・。

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Happy New Year to everyone from us all at Marks Garden Art!


英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり