2016年7月アーカイブ

Nutscene ナッツシーン麻ひもバッグ

ガーデングッズの中でも人気のナッツシーンはスコットランドのメーカー。
バラやクレマチスなどつる性の植物の誘引資材として活用されているメーカーですが、ここ最近この麻ひもで編み物やフラワーアレンジメントを手がける方も多いようですよ。

編み物が上手な方ならこんなバッグも作れます。

Nutscene_01.jpg

麻ひもで編んだバックと共にモデルはスタッフ入佐

夏らしい色合いと編みバッグですよね?
今月に入って、英国から新商品が続々と到着しています。
FB(フェイスブック)等でも紹介していますが、誘引用だけの用途ではなく遊び心を持った使い方も楽しい物です。

Nutscene_02.jpg Nutscene_03.jpg
葉っぱの形が可愛い!!                このバックの色の組み合わせが絶妙

Nutscene_04.jpg

豊富な品揃えとカラーバリエーション+新色入荷です


こちらはマークのお友達(Kさんの奥様)が挑戦したバッグ。
色違いで揃えるのも可愛いですよね?洋服や小物に合わせてバッグを変えてみるのもいかがでしょうか?
革製品を盛り込むとまた、一味違って素敵です!!

Nutscene_05.jpg Nutscene_06.jpg

残念ながら、バッグは販売しておりませんが、ナッツシーンの麻ひもは弊社マークスガーデンアートのショップ、オンラインでも販売しております。
是非ご利用下さい。

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン ウッドランド・トレイル

この時期昨年オープンしたウッドランド・トレイルを進んでいくと様々な山野草が花を咲かせています。
東京では見ることのない爽やかな色合い、形状の植物が育っています。
昨年、5月に植栽してそれ以降ガーデナー達が雑草取り、水やりを重ね今年の植物達は一冬を越え、一回り大きく、強く芽吹き出し花を付けた感じです。

Hakuba_201607_07.jpg Hakuba_201607_08.jpg
オカトラノオ            ナミキソウ

自然の雰囲気をそのままにしたかったため、マークも造成チームもガーデナースタッフも皆が同じ方向を向いて、コンセプトに従い挑戦しました。一度は「大丈夫かな~?」なんて不安が過りましたが、いつもここ白馬コルチナ・イングリッシュガーデンのあるホテルグリーンプラザ白馬のホテルスタッフはやってのけてしまいます‼頼もしいメンバーです。

学名:Lysimachia clethroides(日本語流通名:オカトラノオ)は白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下の方から開花していきます。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるため、この名前が付いたようですが、スッーと通った花穂が綺麗ですよね?
   
また、学名:Scutellaria strigillosa(日本語流通名:ナミキソウ)は海岸近くの砂地に咲くと言われていますが、白馬の山で自生している光景を見かけています。白馬コルチナのウッドランド・トレイルの中でも気持ちよさそうに咲いていますよ。

Hakuba_201607_09.jpg Hakuba_201607_10.jpg
クガイソウ            キンバイソウは目立つオレンジ色

学名:Veronicastrum japonicum(日本語流通名:クガイソウ)は青いスッーと伸びた花穂は日当たりの良いウッドランド内にあります。ウッドランドの中でも木々が交差していない明るい場所、そんな中にあります。

キンバイソウは、山の草原に生える多年草。花はキンポウゲ属の仲間などよりもひときわ大きく、夏の草原ではよく目立つ花の種類。色は黄色ですが、ややオレンジ色を帯びた独特の色合い。どちらもウッドランド・トレイルの中にあるドラゴンの近くで観察できます。

Hakuba_201607_12.jpg Hakuba_201607_11.jpg
カラマツソウ                   ナチュラルガーデン

カラマツソウは早春の芽吹きから大変興味深い植物ですよ。
葉っぱは水をはじくような感じで小さく茂り、プツプツしている感じ。夏になるとその先に写真のようなふわふわした花を付け、ふわ~と咲き切る感じです。優しい花と葉っぱで、じ~っと見入ってしまいます。写真に収めようと思ってもなかなかピントが合わず、画像に収めるのも難しい一つのような気がします。
昨年秋にガーデナーの西田さんが改修を行ったナチュラルガーデンは昨年より良くなっていますが、時間をかけて育てる必要がありそうですね。ここは土が固く、既に植わっていたカマシアの球根や苗を掘り起こし、土を改良し植え戻すことが必要で来る日も来る日も西田さんが掘り起こしに苦労していた場所です。
これからも様子を見守りましょう‼
今年の夏は強い日差しを避けて、白馬のウッドランドを散策してみてはいかがでしょうか?

【お知らせ】ラジオ番組 調布FM83.8MHz 出演

以下の日程で弊社代表デザイナーのマーク・チャップマンとアシスタントの宮崎が出演します。
収録放送ですが、パーソナリティの長谷川さんの進行で楽しくお話させていただきました。
マークからのお気に入りソング、2曲も番組内で放送予定です。
調布FMが入らなくてもパソコン、スマフォからリスラジアプリなどで全世界でお聞きいただけます。

白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの夏

今年は例年に比べ積雪が少なかった白馬では雪解けも早く、例年よりも庭が動き出すのが早かったようです。10~13日くらい例年より早かったようで、6月の中旬には宿根草やバラもぐんぐんと伸び、花を付け始めました。
今回の写真は7月初旬に撮ったお庭の様子です。

Hakuba_201607_01.jpg Hakuba_201607_02.jpg
ボーダーガーデンからロックガーデンを望む      ロック&コニファーガーデン


ボーダーガーデンでは早春に咲く宿根草(ルピナスの一部やジャーマンアイリスの一部)は既に花が終わっていましたが、草花がリレーで咲き続けるような植栽計画になっています。花だけでなく、葉の広がりや花を付ける*1)おおよその位置、高さなど樹形や形状を知りたい方には参考になると思います。
ロック&コニファーガーデンは特に良い状態になってきました。
ギボウシも大きく広がり、大きな蕾も付けています。

Hakuba_201607_03.jpg Hakuba_201607_04.jpg
ウッドランド・ウォーク・イン・ガーデン         ウッドランドの中に咲くウツボグサ

ウッドランドの中も調子いいですよ。
自然に流れていた小川を横切るために歩きやすい平らな石で飛び石を作り、その先には日差しが当たるポジションにイヌコリヤナギの園芸品種'白露錦'が植わっています。その下にひときわ目を引く青い花を付けた植物が・・・ウツボグサです。
居心地が良いと浸食していく植物の場合、雑草化してしまいます。
ここは、少しコントロールが必要かな~?というくらいウツボグサの勢いがすごいのです。

Hakuba_201607_05.jpg Hakuba_201607_06.jpg
フィリペンデュラ                  マツムシソウ

学名:Filipendula(日本語流通名:シモツケソウ)   
学名:Scabiosa(日本語流通名:スカビオサ、マツムシソウ)

ピンクの色が鮮やかなフィリペンデュラはウッドランドに適した植物です。
更に昨年オープンしたウッドランド・トレイルのエリアに散策を続けるとマツムシソウが花を付けています。こちらもウッドランドの続きで、木漏れ日の中、山野草植物、白馬原産の植物、ちょっと珍しい植物が植わっています。
白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの夏はウッドランドの中でも楽しめますよ~‼

*1) 土の栄養分や状況、気候などで高さや広がり、育ち具合が変わってきますので、「おおよそ」という言葉にしています。

【 掲載情報】ガーデン誌「My GARDEN(マイガーデン)」(2016年/夏号/No.79)

掲載情報のお知らせです。
既にご覧頂いている方も多いと思いますが、今月発売のマイガーデン夏号が発売されました。
綺麗な画像タップリで、全国各地のお庭をご紹介しています。

My-Garden_No.79_201607_01.jpg

My Garden(マイガーデン)2016年/夏号/No.79 表紙

夏号では、今年5月に西武プリンスドームで行なわれた第18回国際バラとガーデニングショウで弊社代表デザイナーのマーク・チャップマンがデザイン、施工した「クリスチャン・ディオール香りの庭」を掲載してくれています。
ショウガーデンの画像、記事が掲載され、更に、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの記事も大きく取り上げていただいてます。
東京近郊での夏ガーデンはくたびれていたり、バラは咲き終わっていたりしますが、避暑地らしく白馬コルチナでは涼しい風が吹きぬけ、山林の中のガーデン散策では木漏れ日が夏の強い日差しを守ってくれ、変わった植物や山野草、夏のガーデンを活かした植栽にもめぐり合えます。


My-Garden_No.79_201607_02.jpg My-Garden_No.79_201607_03.jpg
クリスチャン・ディオール香りの庭             白馬コルチナ・イングリッシュガーデン

夏のガーデン散策の良い参考になると思いますよ。
全国書店で発売中

マークスガーデンアート・ショップ グッズのご紹介 (Marks Garden Art Shop Goods)

マークスガーデンアートではお庭の設計、施工、メンテナンス、イベントでのお庭づくりの他に東京都調布市で[ショップ]を運営しています。
代表デザイナーである英国人のマーク・チャップマンや英国留学経験のあるスタッフが花苗、園芸グッズや道具、英国雑貨などを厳選して販売しています。
今月に入り、続々と英国からの輸入商品が入荷していますので、その一部をご紹介。

MGA_Shop_201607_01.jpg MGA_Shop_201607_02.jpg
ナッツシーンも新色が入ってきていますよ~      定番色のナッツシーン麻ひもとホーズの花瓶

麻ひもの英国メーカー、ナッツシーンからも新色が入荷しています。
麻ひもはご存知の通り、植物を誘引するための資材ですが、昨今、この麻ひもでバックを編んだり、ラッピング、フラワーアレンジメントで活用したりと多岐にわたる活用で人気の商品です。


MGA_Shop_201607_03.jpg MGA_Shop_201607_04.jpg
ガーデニング用グッズも沢山ありますよ        こちらはペット用のグッズ

弊社で販売するものにはこだわりがあります。
代表デザイナーのマークは10代の頃から英国でプロとして園芸に携わり、30年以上の経験と実績があります。日本に在住して約20年程になりますが、当時のガーデニングブーム時に日本ではほとんど見かけなかった英国園芸グッズや資材を日本に紹介したり、自分の携わってきた庭、デザインを承った個人邸、商業施設などで紹介してきました。
その一つ、ガーデン・ツールは数多くの園芸メーカーの中から、各々の特徴を持った道具を弊社ショップにて皆さんにご紹介しています。
希望に合うこだわりの道具やグッズが見つかるかもしれませんよ‼

また、弊社ショップでは園芸だけでなく英国雑貨、ペットグッズも取り扱っています。
実は英国のマークの実家ではウェスティ (Westie) という愛称で親しまれているウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア (英: West Highland White Terrier) を飼っているため、ちょっとだけですが園芸以外の犬グッズも販売しています。
日本では入手できないレア商品もありウェスティだけでなくビション・フリーゼ、プードル、テリア、スコッティ、猫グッズ等品数は少ないですが、取り揃えています。

MGA_Shop_201607_05.jpg MGA_Shop_201607_06.jpg
英国製ビンテージミニカー              英国雑貨、紅茶関連なども

マニアにはたまらない英国製ビンテージミニカー(箱付き)やビートルズのレコード(日本未発売品)、英国ポストなどの雑貨もショップにて展示販売中です。
弊社HP上のオンラインショップも少しずつリニューアルする予定ですが、web上に載せきれない商品や掲載していない1点ものもありますので、是非調布市にある「マークスガーデンアート」ショップへお立ち寄り下さい。

【営業・時間】
火~土(日・月・祝日休み)
※臨時休業する場合があります。
10:30~17:00
TEL:042(444)1515
FAX:042(444)1542

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン シークレット・ガーデン

In Hakuba a new area named the secret garden was planted and opened in June.
This is beyond the Woodland trail which opened last year.

今年6月、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンでは新たに「シークレット・ガーデン」がオープンしました。
昨年、「ウッドランド・トレイル」がオープンしましたが、更にその上に伸ばせる敷地があるのを確認しており、計画を進めていました。
ここ白馬は11月頃には雪が降りだし、造成用の工事がストップしてしまうため、2015年10月中にできるだけ、土木作業を進めてもらいました。(ホテルスタッフの中にスキー場リフトを管理している策動課チームがあります。そのメンバーが重機を動かしているんですよ!)

Secret_Garden_201510_01.jpg Secret_Garden_201605_01.jpg
2015年10月の様子                2016年5月植栽工事前

庭を創り始めて、更に伸ばしたい、更に・・・と気持ちが湧いてきたのはホテルの総支配人でした。
毎年のように良くなっていく庭を見ているとホテルスタッフたちの可能性を感じたのだと思います。
2010年マークのデザインを基に墨だしを行い、コンサルティングを行いながら、土木工事、造成工事を進めていきました。そのほとんどはホテルスタッフの手で行い、プロの技術が必要なところは地元の太田造園さんやガーデニング大好きなペンションの女将メンバーやスタッフのママさん方に支えられて、2012年プレオープンを迎え、2013年のグランドオープンへ続きます。


Secret_Garden_201605_02.jpg Secret_Garden_201605_03.jpg
総支配人も一緒になって庭造りに参加        植込みの植物を配置していきます

その中でも総支配人はいつでも率先して、スーツから作業着に着替え鉢巻をして参加して下さいます。実は総支配人、重機も運転して土木作業も手伝ってくれたり、動かなくなったゴルフカートをエンジンから修理してガーデン用に提供して下さったり、すごい人なんですよ~。
シークレット・ガーデンの植栽にたどり着いたのは2016年5月。この日もゴルフカートを運転して、植物を運んでくれ、植栽工事にも参加して下さいました。
この時、マークの手元には綿密な植栽計画図面はなく、この工事用に用立てられた植物で頭の中で瞬時にこのくらいの大きさ、幅、風景を創りだすと想像して、配置していきます。
こんな時のマークは頼りになりますね~‼
しっかりと計画した図面を基に動くことも大事ですが、瞬時で応用の効く技術と感性。すごいと思います‼


Secret_Garden_201605_04.jpg Secret_Garden_201607_01.jpg
エンレイソウが咲いている時期に...          2016年7月になるとなじんできました

植栽時期の5月末、ウッドランド・トレイルでは八重のエンレイソウが咲いていたり、マシュマロのようなユキモチソウなど山野草が動き出しました。その後、2ヵ月違うだけで、シークレット・ガーデン入口もなじんできた感じがします。


Secret_Garden_201607_02.jpg Secret_Garden_201607_03.jpg
芝生は一部種から育てる場所もあります       岩の間には植物を・・・

今回、予算の関係で芝生を張ったところと、種から育てるところと分けています。
将来的にはお茶を飲むスペース、トイレ休憩場所なども考えていますが、積雪の多い白馬ですから建物の作りをしっかりと考えなければいけません。また、お客様が芝生の上を歩けるように日本芝を採用してます。


Secret_Garden_201607_04.jpg Secret_Garden_201607_05.jpg
カラーリーフも取り込んで              どのように生長していくか楽しみな一画です

植栽後2ヵ月が経過し、ガーデナーの労りで雑草もなく、水やりも順調な様子です。
これからも生長が楽しみなシークレット・ガーデンです‼

マーク・チャップマン スペシャルガイドツアー&トークショウ

白馬コルチナ・フラワーフェアのイベントの一つ、7月3日に行った「マーク・チャップマン スペシャルガイドツアー&トークショウ」では足元の悪い中、多くの方にご参加いただきまして、ありがとうござました。
当日の午前中は結構強く雨が降っていましたが、室内でトークショウを行っている間に少し小降りになったり、止んだり・・・?トークショウを行った会場ではガーデンが出来上がっていく過程を大きなパネルでご紹介しています。
最初は雑草だらけだった場所をデザインに沿って開拓し、残す既存樹木や傾斜、どのようにランドスケープを創りあげていくのかが、歴史を追って観察できます。

Hakuba_Lecture_2016_02.jpg Hakuba_Lecture_2016_03.jpg

トークショウの中ではナーセリーやガーデンショップでお買い求めになる植物達がどんな大きさや形、色合いで育っていくかを観察するには地植えで育てられているこのガーデンのような広いところで経過を追って観察することが好ましいことなど、マークからガーデニングに関するヒントが幾つか告げられ、熱心にメモを取ったり、うなづいたりされている方がいらっしゃました。

Hakuba_Lecture_2016_04.jpg Hakuba_Lecture_2016_05.jpg

トークショウ後、小雨になり参加者の皆さまとお庭へ上がりました。
上がっていく階段、テラス、ウォールドガーデン、ボーダーガーデン等構造物の資材のお話し、フォーカルポイントのお話し、ガーデンウェディングが催される庭にふさわしいロマンティックなお話しだったり、カラースキームに関するお話しだったり、ガーデンを一回りするだけで、説明があるのとないのとでは庭の観方、感じ方が違う・・・。
デザイナー、マークからのガイドツアーでもっとこの庭を感じていただければと思いました。
遠方、足元の悪い中ご参加くださった皆様、イベント実施に関して企画・運営関係者の皆様ありがとうございました。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

月別 アーカイブ