この時期昨年オープンしたウッドランド・トレイルを進んでいくと様々な山野草が花を咲かせています。
東京では見ることのない爽やかな色合い、形状の植物が育っています。
昨年、5月に植栽してそれ以降ガーデナー達が雑草取り、水やりを重ね今年の植物達は一冬を越え、一回り大きく、強く芽吹き出し花を付けた感じです。
自然の雰囲気をそのままにしたかったため、マークも造成チームもガーデナースタッフも皆が同じ方向を向いて、コンセプトに従い挑戦しました。一度は「大丈夫かな~?」なんて不安が過りましたが、いつもここ白馬コルチナ・イングリッシュガーデンのあるホテルグリーンプラザ白馬のホテルスタッフはやってのけてしまいます‼頼もしいメンバーです。
学名:Lysimachia clethroides(日本語流通名:オカトラノオ)は白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下の方から開花していきます。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるため、この名前が付いたようですが、スッーと通った花穂が綺麗ですよね?
また、学名:Scutellaria strigillosa(日本語流通名:ナミキソウ)は海岸近くの砂地に咲くと言われていますが、白馬の山で自生している光景を見かけています。白馬コルチナのウッドランド・トレイルの中でも気持ちよさそうに咲いていますよ。
学名:Veronicastrum japonicum(日本語流通名:クガイソウ)は青いスッーと伸びた花穂は日当たりの良いウッドランド内にあります。ウッドランドの中でも木々が交差していない明るい場所、そんな中にあります。
キンバイソウは、山の草原に生える多年草。花はキンポウゲ属の仲間などよりもひときわ大きく、夏の草原ではよく目立つ花の種類。色は黄色ですが、ややオレンジ色を帯びた独特の色合い。どちらもウッドランド・トレイルの中にあるドラゴンの近くで観察できます。
カラマツソウは早春の芽吹きから大変興味深い植物ですよ。
葉っぱは水をはじくような感じで小さく茂り、プツプツしている感じ。夏になるとその先に写真のようなふわふわした花を付け、ふわ~と咲き切る感じです。優しい花と葉っぱで、じ~っと見入ってしまいます。写真に収めようと思ってもなかなかピントが合わず、画像に収めるのも難しい一つのような気がします。
昨年秋にガーデナーの西田さんが改修を行ったナチュラルガーデンは昨年より良くなっていますが、時間をかけて育てる必要がありそうですね。ここは土が固く、既に植わっていたカマシアの球根や苗を掘り起こし、土を改良し植え戻すことが必要で来る日も来る日も西田さんが掘り起こしに苦労していた場所です。
これからも様子を見守りましょう‼
今年の夏は強い日差しを避けて、白馬のウッドランドを散策してみてはいかがでしょうか?