外構やオーナメントに関する相談依頼があった調布市T様邸。
デザイン・施工はスタッフがご担当させて頂き、2020年2月に外構の修復工事、植栽を施工しました。
秋冬の超多忙期を挟んでしまい、T様には大変お時間を頂戴してお待たせしてしまいました(すみません!)
建築メーカーでご自宅を建築後、ご自身でガーデニングを楽しまれている時に樹木などの剪定でお願いされていた業者様にモッコウバラを誘引しやすくする方法やテラス面積を増やすことを相談したところ、なかなかT様のイメージが伝わらず、ガーデニングを楽しむ事ができなくなり、諦めていた様子でした。そんな時、弊社に「相談に乗って欲しい」と声をかけて頂き、現地調査に伺いました。
現地調査に伺った時の画像がこちらです
排水溝は土の部分にあり、この部分までタイルを敷くことになった場合、タイル張り工事としては一番手間のかかる場所となります。
しかし、この手間を惜しまずきれいな工事をする事で、お庭の見た目がガラッと変わります。
土の場所を色違いのレンガで踏石を作っていました。
しかもフェンスの手前に白のメッシュフェンス...。
T様にこの時点で感じた問題点をお伝えして、どのように変更したいか、お庭をどのように使いたいかを確認(ヒアリング)し、改善案を提案→了解を得て施工となりました。
エクステリアは移植で動かす事ができる植物達とは違って、一度工事を行なうとセメントで固める箇所や崩したりやり直しが難しくなるので、計画はしっかり確実に練って、納得した工事を行なう必要があります。
先ずはバラバラ、違う色味や素材の資材を多く使わないこと。
これは、代表デザイナーであるマークがいつも言う言葉です。
同じタイルで揃えるため、T様に住宅メーカーの施工図面を見て頂き、タイルのメーカーや色味を調べて頂きました。
同製品取り寄せ可能と言うことで、図面を描きます。
何枚のタイルが必要で、どのような形に敷くのか、緑の場所はどこなのかなど検討しやすくなります。
施工後の写真です。
施工前の画像にもあるように「ゴミ出し用のダストボックスを置きたいので、土の上だと雨降りなど出し入れが大変で・・・」との事だったので、階段はあるにせよ何とかスムーズにできるように、そして見た目良く過ごせるガーデンとするためにダストボックスを奥に隠せるようにもしました。どうですか?隠れてますか?
手間のかかる排水溝周りも綺麗にタイルが敷かれ、T様のダストボックスも引き出し安くなりました。
植栽ではダイニングからの眺めやフェンスの高さも考え、少し目隠しができるように銀色の葉が美しいユーカリが入りました。
ユーカリは大きく成長する樹木なので、これからの手入れでしっかりとコントロールしていきます。
元々、植わっていた常緑ヤマボウシはそのまま、アジサイは移植します。
ヒヤリングの際、「このテラス幅ではフェンス側に落ちてしまいそうになるようで怖い(土部分とのレベル差もあるため)」と仰っていたので、階段もタイルを追加して、テラスの幅を少し多く取りました。
見た目が綺麗になったことで、少しT様にも余裕が出来てきた様子であることと、家の中からの眺めを考えてもう少しグリーンを育てることを検討中です。
また、一度は諦めかけていた植物を育てる事、ガーデニングを楽しむ事をT様のライフスタイルに沿って、私達が一緒にメンテナンスを行いお手伝いしていきたいと思います。