ずっと、忙しくブログに辿り着けず皆さんにご紹介したい施工例が沢山溜まっています。
今日、ご紹介するのはこちらのお庭案件です。
施工した日の夜、シトシト雨が降ってくれました。(植栽工事の前やその時に雨が振るのは作業する側としては土が重く作業の負担になるため、できれば施工後に降ってほしいのですが、この日は施工後にシトシト雨が降ってくれ、とても助かりました)
S様も植物が植わって、改めてご自宅が庭と一体化となり照明も映えて満足の一枚でパシリっ!
こちらは昨年の夏にお問合せを頂いたS様ですが、建売住宅を購入されて住宅メーカーに提案された外構がコンクリート一面で、とても違和感を感じマークスガーデンアートにご相談頂いた案件です。
住宅メーカーさんからの修正案でも植栽、緑、植物に重きを置いた案が得られず、S様なりに調査を開始。
ご自身でも知識を付けようと[書籍「小さなスペースをいかす美しい庭づくり」]を購入され、マークに辿り着いて下さいました。
昨年8月に伺った際の状態はこんな感じ。
お庭、外構は計画が固まるまで「とりあえず・・・」というのは絶対にやめた方が良く、納得いく案が出てくるまでちょっとみっともない!!と思いがちですが、手を付けない方が正解です。
外構に係る部分はコンクリートを使用します。そのため、一度コンクリートを流し込んでしまうと修正をするのは一苦労=費用がかさみます。
その間、少しでもガラやゴミ、産業廃棄物を寄せて、そういった工事業者が決まるまで少しでもご自身の土地を綺麗にお掃除しておく事が大事。
少しでもこういった産業廃棄物を寄せておけば、工事が始まる時に業者に有料ですが処分してもらえます。
ご自身でもできる庭づくりの第一歩です。
ようやく、デザインが決まり資材が搬入されました。
そんな時、都心の住宅地では資材置きのスペースが取れないため、敷地内の土の上に置く事が良くあります。
それでも、植物を植えようと思う緑地帯の上へ置く事は極力避け、その後コンクリートやペイビング(踏石)、テラスになるような場所に置く事をお勧めします。
なぜかと言うと、その場所は工事が始まると転圧を掛けてゆくゆくは石材を敷いたり、駐車場になる為、土壌が固くなっても土起こし、植物を植えないからです。
植物を植える場所にそういった資材や重機を置いてしまうと土壌は固くなり、植込みに大変な労力がかかります。
イコールふかふかな良い土壌とは言えないからです。
見て下さい!釘やビニール、こぶし大の石ころ。
住宅を建設する際に基礎や地盤を固めるので、重機が入ったり、ガラや砕石が出るのは仕方がないのですが、こういったゴミは庭の土中には絶対不要な物です。
できる限りこういった工事を行った業者さんに清掃をお願いすると同時に自分たちのお庭ですから、ご自身達でも取り除きましょう。
この日もS様に「植栽時に土を掘ると出てくる産廃は出来るだけ取り除き、今後はご自身でお庭をお手入れする時に少しずつ改良すると良いですよ」とお伝えしました。
長い花壇はフェンスで敷地を覆ってしまいがちだった場所。
しかし、植物を育てて手入れを楽しみたいS様にはフェンスを建てると手入れができなくなってしまい、狭い空間には何も置けない、入り込めない等の問題点を説明。
結果、フェンス無しの花壇(オープンスペース)になりました。
そこには念願のバラを植栽しています。
こちらはプライベート空間のガーデンスペース。
旦那様はエコ(eco)を考えて、車生活よりも極力自転車での通勤や活動を希望されています。お客様がいらした時用に軽車両が停められる程度の駐車場は確保しましたが、ガーデンスペースを確保したレイアウトが決まりました。
コロナ禍でリモートワークが多い旦那様は「少しの休憩時間でもガーデンへ出て、植物の手入れが行えて本当に良かった」と満足して下さっている様子。
庭がある生活を楽しんでくださっている事にマークもスタッフも喜んでいます。
こちらの案件に携わらせていただき、私自身が可能なエコへの取り組みも考えなければ...と感じた案件であり、お客様が生活しやすく納得のいくデザインをプロの立場でしっかりとサポートしていくマークの姿勢も大変勉強になる案件でした。