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JA山口統括本部 講演会のお礼

Thank you to everyone who came to the Lecture at in Yamaguchi this week!

JA山口統括本部にて開催の「『家の光』愛読者大会」での講演会にお越し下さいました皆さま、ありがとうございました。
当日は家の光出版より発行の書籍も販売させて頂きましたが、こちらの書籍もお買い求めいただき、誠にありがとうございました。

MarksBook_cover_0220_2.jpgのサムネール画像

そちらの書籍に記載のスケッチや植栽計画について、「少し違ったこんなアイデアもあるよ!」と言う内容やイギリス園芸事情、環境問題、日頃の造園活動や事例に沿った画像を添えての植物選びを講演会ではお伝えしました。

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最後の質疑応答ではなんでもお応えしますよ~との事で、ポトスの水栽培を土へ移すと枯れてしまうのはどうしたらよいか、とか雨水と水道水の水やりや水質の違い、一番皆さんが気になっている雑草対策についてお話しました。
皆さんからの歓声やどよめきが起こると登壇している者としては反応があって、とても楽しい時間でした。
JA山口県山口統括本部の皆さま、この度はお招きいただきましてありがとうございました。


統括本部副部長さんやマークの事を2年越しでオファー下さったI様、お世話になりました!!
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山口統括本部の敷地内にあるJA直売所にて、今話題の新米を発見!!
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講演会の後、飛行機までの時間があったので常栄寺の雪舟庭へご案内頂きました。
禅味あふれる日本庭園の代表作として、大正15年に国の史跡・名勝に指定された庭園です。
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更にこちらは南瞑庭(なんめいてい)
実はこちら、常栄寺二十世 安田天山老師が古典造園の復元・修復や創作の大家、重森三玲氏に「雪舟より良い庭を造られては困る。恥をかくような下手な庭を作ってもらいたい」と依頼され、重森氏はもちろんの如く固辞しましたが、「上手に下手な庭を作ってもらいたい」と何度も懇願され、72歳のときに築庭したものだそうです。
とても趣深く、深いお庭でした。
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国宝、瑠璃光寺五重塔
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現在70年ぶりとなる檜皮葺屋根の全面葺き替え工事中でしたが、西の京 山口へ再訪問を誓いました!!
それと、もう一つ絶品のお菓子を発見しました!!
こちらの御堀堂の外郎(ういろう)!!
わらび粉と小麦粉を練りこんで蒸しあがった外郎をお土産に頂きましたが、とっても上品で美味しい和菓子でした!!
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JA山口統括本部の皆さま、ありがとうございました。

ウキウキの春がやって来ましたね!!

毎月伺っているお宅ですが、毎年、珍しい牡丹やチューリップが本当に綺麗なお宅です。
こちらのお庭には桜ソメイヨシノの親品種と言われる日本固有種の野生種である「大島桜」が植わっています。
この日は既にバラも既に咲いていました。

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いつもこちらの桜の下を掃除する時に上を見上げると花びらがヒラヒラと散って落ちてきますが、何とも風情があって大好きな光景です。
掃除しても掃除しても落ちてくる桜の花びら...。
人生修行、修行...と思いながらブラシで集めています(笑)

こちらは昨年仕込んでいた球根がビオラの隙間から出てきました。
写真に収めるだけでも花の色、バックの色、そのバックのビオラの色味など翌年の参考になります。
このチューリップは原種のライラックワンダーです。
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その後は屋上での作業。
ここは遮るものがないので、陽があたりとても生長が早いので色んな開花が先行して見れる場所です。
チューリップのコレクションもすごいので、沢山の種類が毎日日替わりのように咲いてきます。
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アーモンドもしっかり花が咲き、順調な成長。
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お天気の時はパラソルの下でお茶を頂きながら、贅沢なガーデナー至福の時間をおすそ分けして頂いてます。

今年はスイレンやハスの鉢も植え替えて、牡丹もプチリニューアルしているので特に花芽を沢山付けて期待が高まります。
これからの春本番が楽しみです!!

JICA横浜 3階ポートテラスカフェガーデン

JICA横浜の途中経過です。
第一期の植栽工事(2022年3月)、第二期(2022年11月)とリニューアル工事を終えて、庭達も落ち着き始めました。
暑い夏を乗り越えた植物達は一回り大きく生長して、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれています。

ガーデンも11月ともなれば、少し寂しくなるものの東京近郊の温かい地域では常緑として残る植物もあるため、落葉、常緑の組み合わせで庭を構成しています。
既に3月に工事を終えているカフェ前のガーデンは11月でも十分な見ごたえがあります。


2022年11月の様子
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こちらからの眺めはハンマーヘッド、港に停泊する大型客船等が臨めます。こちらのカフェで過ごしてもらいたいとの思いで、背丈の高い植物を配置していません。
こちらは階段奥のテラスですが、コンテナに植わっているローズマリーたちもしっかりと根付いた様子です。

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こちらは2月の真冬の植物ですが、
日本語流通名:ヘレボルス・フェチダス
学名:Helleborus foetidus

は鮮やかな黄色でたわわな花を付けています。

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ガーデンカフェ内の柱はブラジル在住アーティスト「James Kudo/ジェームス・クドウ」氏の作品です。
作品名は「Territorial Displacement/テリトリアル・ディスプレイスメント」
ブラジルで見かける植物や海を連想させるようなカラフルで楽しくなるアートですね。

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こちらのJICA横浜施設内には様々なアートが展示されており、マークはガーデンのアーティストとしての参加です。
テラス席がポカポカ陽気で温かくなる頃には数多くの植物の芽が飛び出してきて、楽しいエリアとなります。
ゆっくりとガーデンのあるカフェを楽しまれて下さい。

2023年2月の様子
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横浜みなとみらいにあるJICA横浜の3階にある「ポートテラスカフェ」ではリーズナブルに世界各国の料理が楽しめます。
その上、晴れた日には、テラス席から、赤レンガやベイブリッジが見渡せるので、横浜散策でちょっと一息したい時などいかがでしょうか?
さて、そんな「ポートテラスカフェ」のテラス席のガーデンリニューアルに取り掛かったのは2022年3月。この時は第一期工事として、先ずカフェ正面のテラス席のガーデンに取りかかりました。[JICA横浜 3階ポートテラスカフェガーデン リニューアル植栽工事 No.1]

その年の7月、8月にはこの光景です。
いかがですか?
みるみるうちに生長が始まり、毎日庭の変化が楽しくなります。
アガパンサスも色んな種類が入っていて、植物の発見もあるガーデンです。

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次に、2022年11月に第二期工事としてカフェ奥の階段の先、ハンマーヘッドを見渡せるソファー席があります。
そちらのガーデンの工事です。
笹や雑草を取り除き、土壌の整理をするのに3階の屋上から人力で荷物を下ろすのも一苦労です。

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土壌の準備ができ植物を配置します。
この配置は誰でもができる訳ではありません。
数年後の光景、イメージがあるので株一つ一つを確認しながら、デザイナーのマークが配置を行い微調整を行っています。

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花芽が隠れていて見えていないものや既に出荷時点で宿根草等は葉を落としているものもあります。
来年の春、どのような生長を遂げるのか見守りを楽しみながらガーデンの手入れを行ってあげる事で、応えてくれ素敵な空間となると思います。

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2022年3月に横浜市みなとみらいにあるJICA(国際協力機構)横浜センターの3Fにあるポートテラスカフェのガーデンをリニューアル開始しました。
ここはどなたでも利用できるレストランカフェです。
国際色豊かなメニューでアートを楽しみながら食事が楽しめるはずが...。

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雑草?どこを見ても雑草...。
そして、笹と枯れた植木

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一番眺めの良いはずのソファー席もが、雑草を眺めての食事スポットとなっており、残念な状態でした。
そんな残念な状態に気づいて下さった方がいたからこそ、マークにリニューアルのご依頼が...。

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特に20年前に施工された屋上庭園は土の量もほとんど考慮されておらず、景観に気を配っていた訳でもなく、悲しい現状があります。
きっと笹にしておけばメンテナンスも楽だと当時の考えもあったのでしょう。
しかし、長年その笹の間に雑草の種が飛んできて、生えて、根から雑草駆除を行うメンテナンスもなく、バリカンで刈り込むだけだった場所です。
笹を取り除き土壌の入替えを行った後に植栽となりますが、掘ってみないと状況が分からない状態。
今回のリニューアルはとても良い機会だったと思います。

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2022年3月末頃に先ずはガーデンのメインとなるエリアの植栽工事を終えました。
植えたての植物はまだ小さく、これから沢山の太陽光を浴びて広がっていく時期を待っているかのようです。

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ここ、JICA(国際協力機構)横浜センターでは国際協力がテーマのアートワークを取り入れた新たな常設展示が加わりました。そのアートの一つとしてガーデンも仲間入りです🌿
工事は第2期工事へと続きます。
様々な植物を観察しながら、パラソル⛱の下でお茶や食事はいかがですか?😉

ブログ:JICA横浜 3階ポートテラスカフェガーデン リニューアル植栽工事 No.2へ続く

【JICA横浜】
神奈川県横浜市中区新港2-3-1
港が見えるレストラン Port Terrace Cafe(3階)

営業時間はHPをご覧ください

【JICA横浜 3階 Port Terrace Cafe】

【News】ピーターラビット™イングリッシュガーデン開園

数年前から計画、設計、工事監修を行っていました「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」がこの度4月16日(土)に富士本栖湖リゾート内に開園しました。

富士山の春の風物詩である「富士芝桜まつり」の会場内(富士本栖湖リゾート)に誕生する首都圏最大級の英国式庭園となります。

庭園内には、『ピーターラビット』の絵本シリーズの世界観を再現した写真撮影スポットはもちろん、作品に登場する様々なアイテムをモチーフにしたメニューが味わえるカフェ、ピーターをはじめたくさんの仲間たちに出会えるミュージアム、ここでしか買えないオリジナル商品が揃うショップなど、ピーターラビットの世界をお楽しみいただける内容となっています。

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イングリッシュガーデンのデザイン監修は、弊社代表デザイナーの英国人ガーデンデザイナー、マーク・チャップマンが手掛けました。
まだまだ、庭は始まったばかりで小さな植物苗が多いので、開園当日は芽吹きもない場所があります。
少しずつ気温が上がり始め、富士山の麓、本栖湖周辺が陽気な天気になる頃に毎日、毎週、訪れても飽きないほどのガーデンと富士山、そしてピーターラビットのコラボレーションが広がることと思います。

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一年、二年、三年と時間を掛けて庭園となる事を願っています。
富士山をバックにここでしか見られない景色に生長していくのが楽しみです。
今後もこちらでのイベントやメンテナンスを行っていくと思いますので、弊社インスタやHPをフォローチェックして下さいね。
チャンスがあれば是非、皆さまと現地でお会いできますように!!

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■施設概要
名称:ピーターラビット™ イングリッシュガーデン
所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212 (富士本栖湖リゾート)
内 容:・イングリッシュガーデン
・センターハウス(ショップ、ミュージアム、トイレ他)
・カフェ
面 積: 約4,600㎡

[ピーターラビットイングリッシュガーデン]

ずっと、忙しくブログに辿り着けず皆さんにご紹介したい施工例が沢山溜まっています。
今日、ご紹介するのはこちらのお庭案件です。
施工した日の夜、シトシト雨が降ってくれました。(植栽工事の前やその時に雨が振るのは作業する側としては土が重く作業の負担になるため、できれば施工後に降ってほしいのですが、この日は施工後にシトシト雨が降ってくれ、とても助かりました)
S様も植物が植わって、改めてご自宅が庭と一体化となり照明も映えて満足の一枚でパシリっ!

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こちらは昨年の夏にお問合せを頂いたS様ですが、建売住宅を購入されて住宅メーカーに提案された外構がコンクリート一面で、とても違和感を感じマークスガーデンアートにご相談頂いた案件です。
住宅メーカーさんからの修正案でも植栽、緑、植物に重きを置いた案が得られず、S様なりに調査を開始。
ご自身でも知識を付けようと[書籍「小さなスペースをいかす美しい庭づくり」]を購入され、マークに辿り着いて下さいました。

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昨年8月に伺った際の状態はこんな感じ。
お庭、外構は計画が固まるまで「とりあえず・・・」というのは絶対にやめた方が良く、納得いく案が出てくるまでちょっとみっともない!!と思いがちですが、手を付けない方が正解です。
外構に係る部分はコンクリートを使用します。そのため、一度コンクリートを流し込んでしまうと修正をするのは一苦労=費用がかさみます。

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その間、少しでもガラやゴミ、産業廃棄物を寄せて、そういった工事業者が決まるまで少しでもご自身の土地を綺麗にお掃除しておく事が大事。
少しでもこういった産業廃棄物を寄せておけば、工事が始まる時に業者に有料ですが処分してもらえます。
ご自身でもできる庭づくりの第一歩です。

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ようやく、デザインが決まり資材が搬入されました。
そんな時、都心の住宅地では資材置きのスペースが取れないため、敷地内の土の上に置く事が良くあります。
それでも、植物を植えようと思う緑地帯の上へ置く事は極力避け、その後コンクリートやペイビング(踏石)、テラスになるような場所に置く事をお勧めします。
なぜかと言うと、その場所は工事が始まると転圧を掛けてゆくゆくは石材を敷いたり、駐車場になる為、土壌が固くなっても土起こし、植物を植えないからです。
植物を植える場所にそういった資材や重機を置いてしまうと土壌は固くなり、植込みに大変な労力がかかります。
イコールふかふかな良い土壌とは言えないからです。

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見て下さい!釘やビニール、こぶし大の石ころ。
住宅を建設する際に基礎や地盤を固めるので、重機が入ったり、ガラや砕石が出るのは仕方がないのですが、こういったゴミは庭の土中には絶対不要な物です。
できる限りこういった工事を行った業者さんに清掃をお願いすると同時に自分たちのお庭ですから、ご自身達でも取り除きましょう。
この日もS様に「植栽時に土を掘ると出てくる産廃は出来るだけ取り除き、今後はご自身でお庭をお手入れする時に少しずつ改良すると良いですよ」とお伝えしました。

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長い花壇はフェンスで敷地を覆ってしまいがちだった場所。
しかし、植物を育てて手入れを楽しみたいS様にはフェンスを建てると手入れができなくなってしまい、狭い空間には何も置けない、入り込めない等の問題点を説明。
結果、フェンス無しの花壇(オープンスペース)になりました。
そこには念願のバラを植栽しています。

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こちらはプライベート空間のガーデンスペース。
旦那様はエコ(eco)を考えて、車生活よりも極力自転車での通勤や活動を希望されています。お客様がいらした時用に軽車両が停められる程度の駐車場は確保しましたが、ガーデンスペースを確保したレイアウトが決まりました。
コロナ禍でリモートワークが多い旦那様は「少しの休憩時間でもガーデンへ出て、植物の手入れが行えて本当に良かった」と満足して下さっている様子。
庭がある生活を楽しんでくださっている事にマークもスタッフも喜んでいます。

こちらの案件に携わらせていただき、私自身が可能なエコへの取り組みも考えなければ...と感じた案件であり、お客様が生活しやすく納得のいくデザインをプロの立場でしっかりとサポートしていくマークの姿勢も大変勉強になる案件でした。

朝陽が差し込むガーデン(東京都調布市M様邸)

ショップをオープンして以来、多くのお客様、調布市の方々がご自身の「お庭をきれいにしよう!」と弊社の植物や培養土を購入して下さるようになり、私達も本当に嬉しい限りです。
そんな中、とある年の秋にご相談のあったM様ですが、冬の間中にプランを練ってお庭の改造計画(リニューアル)を立てました。こちらはスタッフ担当でデザイン・施工です。
第一印象いかがですか?

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現地調査に伺った際には庭の部分にはほぼ何も植わっていない状態で、花壇が欲しいということでした。
花物を植えたいけど、うまく育たないとの事。
細長のお庭で、南面はお隣の建物と壁で決して日当たりが良い場所ではありません。
こんな感じ↓

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東京都内や都会の住居ではお庭を持つことは憧れですが、お庭があってもどうしてよいか分からない、何を植えていいか分からないという方は多いと思います。
ご自身で管理できる範囲とローメンテナンス(管理しないわけではないけど少ない手入れ)で楽しむ部分、など庭の中で区分けが必要です。

土だけがあるとどうすればよいやら、何を植えて良いやら、どこから手を付けて良いやら、雑草だけはいつも出てくるから...等、悩みが尽きませんよね。
お客様のご希望もあり当初提案していた直線よりもカーブ線を優先することになりましたが、施工後からがお客様の力量が試されるところ・・・。
でもM様、上手にお手入れされています。
お仕事の合間に少し手が空いたら、しっかりと除草を行って、ご自分なりに(少しだけ私達のメンテナンスを入れながら)、とっても綺麗にお手入れして下さっています‼

バラを育てたいとの事だったので、つるバラを育てたいなら、アーチはどうですか?と提案。
同時にクレマチスを絡めて...
こちらは京成バラ園芸さんよりバラ・アンジェラを取り寄せて、植え付けました。
見て下さい!!リニューアル1年でアーチを覆ってくれました!!

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アーチ下は小花が可愛いエリゲロンがグランドカバーで地面を覆ってくれて、一年中花と緑を与えてくれています。
エリゲロンは東京近郊のお庭には重宝する植物です。

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バラがたわわに花を付けてくれたので、徒長した枝や少し整える時に剪定で出た枝を花束にしたり、お友達に分けたり、リビングに飾ったりと『庭のある生活』を楽しんでいらっしゃいます‼
私達も嬉しい‼

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花壇はリビングからの眺め、接近したご近所さまとの生活で自分たちのプライバシーをどのように守れるかなど、考えることが多々あります。
そんな中でもメンテナンスをどう行えるか?M様はどれだけのメンテナンスをご自身で行えるか?
庭への出入りは?眺めは?デザイン性だけを重視せず、機能性を考えた庭づくりはデザイナーの傲慢ではなく本当にこの家に住み、誰が手入れを行うのか、自分の身になって考えます。

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リビングから雨の日でも見えるこの赤いヒューケラが奥さまのお気に入り。
カラーリーフは長く楽しめますね。

施工から丸2年が経ち、3年目の春はこんな感じです。

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朝陽が差し込む東側のお庭は医療従事者である奥さまが大変な忙しい時期でも、身体が重く披露困憊している中、カーテン、窓を開けて新鮮な空気を吸い込んで、「今日も一日頑張ろう!!」と思い立たせてくれる・・・そんな生活の一部にガーデンが癒しとなってもらえたら、嬉しいです。

小さな空間だから好きなものをセンス良く(東京都調布市T様邸)

小さな空間の施工例記述が続きましたが、こちらは昨年8月のブログでご紹介させていただいた調布市のT様邸。
[外構・植栽リニューアル 東京都調布市(T様邸)]
弊社へ依頼いただく前は野良猫が来て、何を植えても気分が晴れなかったお庭の空間でしたが、2020年3月の植栽工事を終えて、スッキリして下さった様子。
白のメッシュフェンスも撤去したおかげでテラスも広くなり、リビングからのプライバシーとお花をが欲しいな・・・という気分にまで回復して下さいました。

そこで、今回はスッキリしたテラスに納得の鉢を置いて、リビングからの光景を楽しみたいとの事でご依頼頂きました。
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こちらは玄関扉を開けた時の道行く人たちとの目線をずらすための植栽です。
常緑のシマトネリコを植栽しましたが、枝ぶりが柔らかくそこに置いている意図をわざと見せないように計算して、株立ちで設置しています。

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シンプルなテラスに少し装飾が豪華な鉢を望まれて、プライバシー確保の中で花を愛でる。

夏ごろに設置した鉢なので、夏のトレニアは終了して下の画像は冬に植え替えた時の画像です。
季節ごとに植え替えて楽しまれても良いと思います。
小さなスペースならば、こだわりを持って何を優先して、何が今の奥さまの負担にならずガーデニング、庭のある生活を楽しんでいただけるか・・・?

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画像の奥を見て頂けると分かると思いますが、メンテナンスで樹木の剪定や宿根草も切り戻しています。
少ない植物、小さな空間でも手入れを行い気持ちよく清潔にすることでお庭の空間が断然と変わりますし、スッキリします。

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私達の仕事を信じて、全てをマークにお任せにして下さったT様、いつもご相談下さいまして、ありがとうございます。
今後も設置、樹木選び、寄せ植えなど一つ一つご説明しながら私達のサポート、お客様と共にお庭を育てていければと思います。
私達のお客様が少しでも植物を愛でて楽しんでガーデニングを行って頂けると私達も嬉しい限りです。

小さなお庭リニューアル 東京都調布市 (Y様邸)

昨年の夏に恐る恐るマークスガーデンアートのショップを訪れて「小さなお庭だけど、相談に乗って頂けますか?」とご近所さんよりオススメを頂いて「お庭の相談」にお越し下さったY様。
ガーデンリニューアルの案件です。
現地調査に伺って感じたこと...暗くて、植わっている植物を維持しているだけ。
それと、お隣さんとの境界線であるブロック塀の中から鉄骨がむき出しで危ない状態でした。(写真には写っていないのですが...)

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万年塀も暗さを引き立ててしまっている原因ですが、この塀をどうにかするにはお隣さんとの交渉や費用もかさみます。
今回のリニューアルはその部分が気にならないように目線をずらす方法。

ヒヤリングでお話しをお聞きするとおじい様の時代に植えた植物(つつじ、椿、モチノキ)を毎年シルバー人材センターの方に来ていただいて、剪定で維持しているとの事。
常緑だけが植わっているのは庭の前にできたマンションからのプライバシーを確保するため。
でも、その常緑がY様のお庭の暗さを創ってしまっていました。
また、Y様はもっとお花を育ててみたいと...。
私達が言う「メンテナンス」とは維持ではなく、育てることを楽しんで手入れを行うという事です。
是非、庭のある生活を楽しんで欲しい!そう思いました。

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このままではせっかくのお庭が楽しくない!!
担当スタッフからおおよそ、こんなフェンスを考えていて金額のお話しをさせていただき了解を頂いて、先ず取り掛かったのは植わっている植物の選別、撤去(抜根)。その後にお隣さんとの境のブロック。
むき出しになった鉄骨を切断し、木製フェンスを建て付けました。万年塀前の常緑樹の中でも撤去しても問題ないと判断したぴょろぴょろした椿やつつじを間引きする感じで撤去し、他の樹木は剪定を行い庭石を削減。

フェンスは仕上げが綺麗になるように水道栓の後ろで綺麗なおさまりを計算して、施工は忙しいスケジュールの間隙を縫ってマークが担当してくれました。

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デザイナー、ガーデナーのイメージが強いマークですが、一人で灌水、フェンス、ペイビング敷きなど何でもできるマルチなタレントをもっています。
特にDIY感覚で木製フェンスは図面なくぱっぱっぱ!と早くこなしてくれます。
プラス丁寧な仕事、綺麗な仕上がりでさすが!!

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今まで、庭に敷き詰めていた玉砂利をお客様に協力してもらい避けていました。

庭石を並べ直し、新たに踏石を敷き、植栽工事を終えた時に再利用。本来の和風庭園での使い方が違うとお叱りを受けるかもしれませんが、庭石や土の処分は費用がかさみます。
ならば、再利用で上手く活かした方が良いと判断し、今回は庭の奥に敷き直しました。

手前に使用していた玉砂利を奥に敷きなおしたのには理由があります。夏場に蚊が出てきた時に、「庭の奥に行きたくない」と思うかもしれません。そのため、雑草予防のために庭奥に玉砂利を再利用しました。
これで全く雑草を予防できるわけではありませんが、できるだけ数を減らせて、奥に行かなくてもいいのでは・・・と思います。


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剪定、抜根、カラーリーフや花物を植栽しただけでY様は気分が変わり、毎朝カーテンを開け「こんなに太陽が入る庭だったんだ!!」と喜んで頂きました。
「今までは楽しくない庭を眺めるのも、陽を浴びることもないからカーテンを開けることがなかったのに、今は毎日庭を眺めて水遣りする事が楽しみで仕方ないです」とおっしゃって下さいました。
今回、新しく植えた植物の中でもY様の知らない植物があり、当然手入れを知らない事もあります。
お友達からも「バラを植えないの?」と言われ、私のところへ相談にもいらっしゃいました。
でも、私達は「先ず、このお庭を満足いくものに仕上げて、次にY様が取り掛かれるようだったり、リニューアルしたばかりの今のお庭が上手くいかないようなら次の手段を考える時にバラを植えることを考えていいのでは?今はY様の力量を拝見させて下さい」と伝えています。
今後、手入れのお手伝いでメンテナンスに入り、相談に乗りながら一緒にY様のお庭を育てていくお手伝いをしていきます。

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小さなスペースであっても庭がある事、土がある事、緑と付き合っていく方法を学べば生活が楽しく変わると思います。
植えたてのお庭は冬前の光景です。色味が少ないように感じますが、春になればもう少し華やかになってくれるであろうデザイン上の計算です。
Y様と共に見守っていくお庭のスタートです。
一人で悩まずにご相談頂けて、ガーデンがある事を楽しんでいただけるように気持ちの変化を感じて頂けて私達も嬉しさいっぱいです。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり